「先様」と「先方」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「先様」と「先方」の違いとは?違い

この記事では、「先様」「先方」の違いを分かりやすく説明していきます。

「先様」とは?

先様は、さきさまやせんさまといった読み方をされている言葉です。

文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る様に、相手方や一番前等の意味を持っている先の漢字に、その者に対する敬称とか丁寧に言う語である、様の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

故に先様は、話題に上っている人物を敬う形で表す語です。

基本的にその場にいない人物を、敬意を込めつつも呼ぶ際に使われている言葉だったりします。


「先方」とは?

先方は、せんぽうとかさきがた等と読まれている言葉です。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、交渉等の相手方やせんたんといった意味の先の漢字に、むきややりかた等の意味がある方の漢字を加える事で完成した言葉となっています。

以上の事から先方は、相手の人とか相手方といった意味を示すのです。

あくまでその場所にいない第三者を表現する言葉であり、本人がいる前でその人物を先方と言うのは完全な誤用であるので、その点には注意が必要となります。


「先様」と「先方」の違い

先様と先方の漢字表記を並べて見比べてみると、2文字目の漢字が様と方という違いがある事に気付けるものです。

所が最初の漢字は同じ先であるだけでなく、どちらもその場にいない第三者を表現する際に使用される言葉となっています。

ただし2つの言葉を比較した場合、先方よりも先様の方がより敬意がこもっていて丁寧と言えるのです。

ですが先様は古めかしい表現であるため、現在のビジネスシーンでは先方を利用した方が伝わり易いと言えます。

まとめ

2つの言葉には共通する漢字がある上に、相手方といった意味でその場にいない第三者を指し示す言葉です。

意味合いとしてはかなり似ていますが、比べてみると先様の方が先方よりも、丁寧な言い回しの言葉となっています。

ですがその一方で、先様は古い表現の言葉であるため現在では余り用いられておらず、ビジネス上では、先方を使った方が分かり易いです。

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