「FD研修」と「SD研修」は共に大学の教職員に関連する研修を意味しますが、目的などが異なるため区別して覚える必要があります。
この記事では、「FD研修」と「SD研修」の違いを分かりやすく説明していきます。
「FD研修」とは?
「FD研修」は“Faculty Development”(ファカルティ・ディベロップメント)の略称で、日本語では「教員の教育スキルを向上させるための実践的方法」を意味します。
主として大学教員がおこなう授業やカリキュラム内容、授業方法などの改善や質向上を組織的に取り組むために実施されます。
「SD研修」とは?
「SD研修」は“Staff Development”(スタッフ・ディベロップメント)の略称で、日本語では「大学等における事務職員や技術職員、またはその支援組織の資質向上のための実践的方法」を示します。
主に大学等の運営に要する知識や技能を学習し、関連する能力や資質を高めるために実施されます。
「FD研修」と「SD研修」の違い
「FD研修」と「SD研修」の違いを分かりやすく解説します。
「FD研修」は“Faculty Development”(ファカルティ・ディベロップメント)の略称で、教員を対象として実施される研修を意味します。
主に、授業やカリキュラム内容、授業方法などの改善や質向上を組織的に取り組むために実施されています。
一方、「SD研修」は“Staff Development”(スタッフ・ディベロップメント)の略称で、大学職員に向けて実施される研修を示し、職員の範囲には事務職員だけでなく技術職員等も含まれます。
「SD研修」は、主に大学等の運営、教育支援活動の資質を向上させるために実施されます。
「FD研修」と「SD研修」は、ともに講義やワークショップ、説明会、シンポジウムなど様々な形式で実施されています。
まとめ
「FD研修」と「SD研修」は研修の対象者や実施目的などに違いがありますが、両者とも大学や教育の発展を目指す重要な研修といえるでしょう。
両者の違いを理解して、教育や学校に対する理解をさらに深めてくださいね。