この記事では、「はけ口」と「不満」の違いを分かりやすく説明していきます。
「はけ口」とは?
「はけ口」は「はけぐち・はけくち」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「水などの流れ出て行く穴や空間」という意味です。
2つ目は「商品などの売り先、または引き取り先」という意味です。
3つ目は「内面からあふれる感情などを発散させる手段・方法や、その感情をぶつける対象となるもののたとえ」という意味です。
「はけ口」の言葉の使い方
「はけ口」は漢字で「捌け口」と書き、名詞として「はけ口がある・ない」「はけ口を探す」「はけ口になる」などと使われます。
「はけ」は動詞「捌ける(はける)」の連用形で「水などがとどこおらずに流れる」「商品などがよく売れて在庫がなくなる」という意味、「口」は「生き物が食物を取り入れる器官」から転じて「人や物が出入りするところ」「ものごとが向かい着く先」という意味、「はけ口」で、「水が流れ出る先」「商品の売り先」から転じて、「人の感情が向かい着く先のたとえ」として使われています。
「不満」とは?
「不満」は「ふまん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとにに対してもの足りないと思うこと」という意味です。
2つ目は、「ものごとに対して、不十分だと思う気持ちから、イライラいしたり、不快な気持ちになること」という意味です。
「不満」の言葉の使い方
「不満」は名詞・形容動詞として「不満だ・である」「不満がある・ない」「欲求不満」などと使われます。
「不」は「〜しない」「〜でない」と否定を表す語、「満」は「み(ちる)」とも読み「いっぱいになる」「十分に足りて欠けたところがない」という意味、「不満」で「十分に足りず欠けていると思うこと」転じて「その様な状態により気持ちがいら立つ様子」として使われています。
「はけ口」と「不満」の違い
「はけ口」は「水が流れ出る先」「商品の売り先」から転じて、「人の感情が向かい着く先のたとえ」です。
「不満」は「十分に足りず欠けていると思うこと」転じて「その様な状態により気持ちがいら立つ様子」です。
まとめ
今回は「はけ口」と「不満」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。