この記事では、「ご記入の上」と「ご記入のうえ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ご記入の上」とは?
名前を書いたうえで受付に出すよう伝えるとき「ご記入の上」【ごきにゅうのうえ】といいます。
これから診察を受ける患者や、立場が高い人へ指示するとき使う言葉であり、よりしっかり指示するときに使う言葉です。
公用文では「うえ」を「上」と書き、より相手へ真面目に指示したいとき使います。
また、ビジネスの面では大事な書類を提出してもらいたいと思うとき「ご記入の上、午後15時までにご提出願います」と丁寧な言葉で指示するのです。
「ご記入のうえ」とは?
受付するとき、書類に書かれている注意事項を読んでから、納得して承諾した後名前を記入するとき「ご記入のうえ」【ごきにゅうのうえ】と伝えます。
平仮名にするだけで名前を書く人へ意味を分かりやすく伝える言葉になるわけです。
ビジネスや役所で使うよりも、学校や登録サイトといったあまり堅苦しくない場所で使われています。
「ご記入の上」と「ご記入のうえ」の違い
「ご記入の上」と「ご記入のうえ」の違いを、分かりやすく解説します。
必要な項目に添って記載してもらい、送り返すか、提出してもらうとき「ご記入のうえ」よりも丁寧な言い方で指示できる「ご記入の上」を選びます。
相手に対して失礼がないように「ご」を先頭に付けて、丁重に名前や生年月日など個人の情報を書類へ間違いなく書いてもらった上でどのようにしてほしいか言葉の後に書くのが一般的な使い方になるわけです。
もう一方の「ご記入のうえ」は堅苦しさを省き、やんわりと必要事項を書いたうえで指示したように対応してほしいとき使います。
「ご記入の上」の例文
・『血液型をご記入の上、指定した宛先へ今月末までに返信下さい』
・『最終学歴と職業をご記入の上、今日中にFAXでお知らせ下さい』
「ご記入のうえ」の例文
・『1日に何回トイレに行ったかメールにご記入のうえ、お知らせ下さい』
・『不具合について詳細にご記入のうえ、用紙を郵便で返信下さい』
まとめ
読み方はまったく同じ言葉を2つご紹介しましたが、どのような状況であるかに目を向けて、分かりやすく使い分けてみるといいでしょう。