本記事では、「ご覧いただき」と「ご覧くださり」の違いを明確な形で説明します。
「ご覧いただき」とは?
ごらんいただき、と読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、眺める事や見る事の尊敬語である、ご覧の文字に、貰って等の意味を丁寧に表現した、いただきの文字を組み合わせる事で誕生した言葉となっています。
以上の事からご覧いただきは、見て貰えてという意味を表すのです。
より詳細に説明すると、見て欲しいと思っていたものを見て貰えて有り難い、といった意味が込められています。
「ご覧くださり」とは?
ごらんくださり、と読むのが正解な言葉です。
言葉の構成を見れば理解出来る事となりますが、見るという意味を尊敬語に変換した、ご覧の文字に、同じ様に貰えてを敬語に変えた、くださりの文字を足す事で成立した言葉となっています。
故にご覧くださりは、閲覧して貰えて、という意味を丁寧に表すの言葉です。
ただし相手が自分の意思で何かを見てくれた事に対する、お礼を言う際に使用する言葉となっています。
「ご覧いただき」と「ご覧くださり」の違い
ご覧いただきとご覧くださりの文字表記を並べて比較してみると、いたにきと、くにさりという文字の違いが存在する事に気付けるものです。
所がご覧の文字の様に丸きり同じ文字もあり、その上どちらも、相手が何かを見てくれた事に対する、お礼を述べる際に駆使する言葉となっています。
似た様な意味ですがそれぞれの言葉が持つニュアンスには違いがあり、ご覧いただきは、見て欲しいと願っていたものを相手に見て貰えた、という意味を示すのです。
もう一方のご覧くださりは、相手が自ら何かを見てくれた事を表します。
まとめ
2つの言葉には共通する文字がある上に、共に相手に見て貰えた、というケースでお礼を述べる時に利用する言葉です。
同じ様な意味合いの言葉ですが使い方には相違点があり、ご覧いただきは、見て欲しいと考えていたものを相手が見てくれた、という状況でお礼を述べる場合に用いる言葉となっています。
対するご覧くださりは、相手が自らの意思で見てくれた事に対し、お礼を口にする際に使用すべき言葉です。
