この記事では、「業務用ラップ」と「家庭用ラップ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「業務用ラップ」とは?
箱の角に刃がある「業務用ラップ」【ぎょうむようラップ】は、商品にラップした後パッと箱を上に引っ張ればきれいに切れます。
巻き数が多く、長いため頻繁に交換する必要がありません。
そのため、1日に何百もの料理にラップをかけるスーパーやコンビニ、総菜店で使われているものです。
長さとしては1,000、750、100mといったハンド用があったり、少し長さが短い小巻も使いやすい業務用になります。
また粘着力があるので、軽く抑えれば長時間剥がれずにパックに付くのも使えるところです。
破れにくいのにコシがあるので、柔軟に商品へフィットします。
「家庭用ラップ」とは?
刃が箱の中心に付いているのが「家庭用ラップ」【かていようラップ】です。
箱の真ん中に刃があればラップを簡単にすっと素早くきれいに切れて、そのまま皿にかけられます。
刃を切るときは片手で箱を下に抑えれば、全体的に隅からきれいに切れるのが利点です。
料理が入った皿にかけて酸化するのを防いだり、水分が蒸発しにくいためパンも乾燥せず、いつまでもしっとりした食感で食べられます。
魚を包んで冷蔵庫に入れても他の食材に生臭さが移らず、いつまでも新鮮なまま冷凍できる優れものです。
長さは10、30mと使いやすく、幅にいたっては20、30cmと種類があります。
「業務用ラップ」と「家庭用ラップ」の違い
「業務用ラップ」と「家庭用ラップ」の違いを、分かりやすく解説します。
惣菜店や工場、スーパーで使われている「業務用ラップ」は刃が箱の隅にあるので、包んだ後は箱を上げれば素早く切れてラップを包み込みます。
氷点下60℃にも耐えられて、130℃もの耐熱性で使えるのが利点です。
色つきであるため間違って商品に混入しても目立ち、見分けが付き易くラップもあります。
また、様々な材質に適応し、隙間もなく皿やパックにかけられるのも魅力です。
もう一方の「家庭用ラップ」は店で気軽に買えて、箱の真ん中に長い刃が付いているところが違います。
食材が傷まないよう酸素ガスが通りにくく、ニオイが他の食材に付くのも防げるのが利点です。
主な材質にはポリエチレンやポリ塩化ビニリデンを使い、「業務用ラップ」には塩化ビニル樹脂が多く使われています。
まとめ
ラップにも店舗や工場で使われているものと、各家庭で使えるように小分けされたラップが揃うと覚えておき、うまく用途によって使い分けてみましょう。