この記事では、「光が差す」と「魔が差す」の違いを分かりやすく説明していきます。
「光が差す」とは?
「光が差す」は「ひかりがさす」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は、「暗い場所にある空間から、外部の光が入ってくること」という元の意味です。
2つ目は転じて、「よくない状況にある時に、明るい希望となる出来事が起きること」という意味です。
「光が差す」の言葉の使い方
「光が差す」は動詞として「光が差す・差した」と使われます。
「光」は「明り」「かがやき」から転じて「明るい未来」「希望」という意味、「差す」は「まっすぐに光が照り入る」から転じて「何かのしるし・気配などが自然に外に現れる」という意味、「光が差す」で「日光がまっすぐに照り入ること」、転じて「明るい未来の気配などが自然に現れること」になります。
「魔が差す」とは?
「魔が差す」は「まがさす」と読みます。
意味は、「一瞬善悪の判断を失い、衝動的に普段しない様な悪い判断や行動をしてしまうこと」です。
それまできちんと分別がついていた人が、ある一瞬だけふと良くないことを考えてしまい、それに心が従ってしまうことを表します。
「魔が差す」の言葉の使い方
「魔が差す」は動詞として「魔が差す・魔が差した」と使われたり、副詞として「魔が差して盗んだ」などと使われます。
「魔」は「悪魔」「邪悪な精神」という意味、「差す」は「ある種の気分・気持ちが生じる」という意味、「魔が差す」で「ある一瞬だけ邪悪な精神が生じること」になります。
「光が差す」と「魔が差す」の違い
「光が差す」は「日光がまっすぐに照り入ること」、転じて「明るい未来の気配などが自然に現れること」です。
「魔が差す」は「ある一瞬だけ邪悪な精神が生じること」です。
まとめ
今回は「光が差す」と「魔が差す」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。