この記事では、「誇り」と「驕り」の違いを分かりやすく説明していきます。
「誇り」とは?
「誇り」は「ほこり」と読みます。
意味は、「自分に関するものごとについて、名誉に思っていること」という意味です。
自分や身近な人の能力や言動について、十分に価値がある、人に話すことが晴れがましいなど、光栄に思うことを表します。
自慢する意味は含まれず、自分の中で大切に思う気持ちを表しています。
「誇り」の言葉の使い方
「誇り」は名詞として「誇りに思う・思った」「誇りを感じる」などと使われたり、動詞として「誇る・誇った」などと使われます。
「誇り」の語源は「ほころほふ」という語で、「目立つようにする」「得意がる」という意味という説があります。
「目だって得意気である」から転じて「名誉に思う」という意味で使われる様になったとされています。
ただし、「誇り」には他人と自分を比較して得意になるという意味は含まれていません。
「驕り」とは?
「驕り」は「おごり」と読み、の意味は以下の通りです。
1つ目は、「自分は他より優れた存在だど思い上がること」という意味です。
2つ目は、「思い上がって態度やふるまいが傲慢になること」という意味です。
「驕り」の言葉の使い方
「驕り」は名詞として「驕りたかぶる・たかぶった」と使われたり、動詞として「驕る・驕った」などと使われます。
「驕る」の語源は諸説ありますが、以下の3つが有力です。
1つ目は「おおごる」という語で、「大きくしたがること」という意味です。
2つ目は「おおほこる」という語で、「得意になる」という意味です。
3つ目は「あがる(上がる)」の音変化で「思い上がる」という意味です。
基本的に、「思い上がった気持ちが言動に現れること」に使われます。
「誇り」と「驕り」の違い
「誇り」は「自分に関するものごとについて、名誉に思っていること」です。
「驕り」は「思い上がった気持ちが言動に現れること」です。
まとめ
今回は「誇り」と「驕り」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。