この記事では、「ブラックフォーマル」と「喪服」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ブラックフォーマル」とは?
「ブラックフォーマル」とは、「冠婚葬祭などの正式な場においてふさわしいとされる、黒の礼服のこと」という意味です。
一般的にお通夜や告別式など、葬儀や法事などで着用する黒い服を表すことが多くなりますが、実際には、入学式や結婚式、葬式などで着られる、黒い礼服の総称のことです。
日本では、元々女性は冠婚葬祭の場に和服を着ることが主流でしたが、次第に洋服が広まり、「ブラックフォーマル」という言葉が使われる様になりました。
「ブラックフォーマル」の言葉の使い方
「ブラックフォーマル」はファッション用語・マナー用語として使われます。
「ブラック」は英語の「black」で「黒・黒色の」という意味、「フォーマル」は英語の「formal」で「正式な」「本式の」という意味、「ブラックフォーマル」で「黒色の礼服」になります。
ただし、和製英語で、海外には「ブラックフォーマル」という考え方はありません。
基本的に、黒色の生地で、光沢があり、デザインや着こなし次第で喪服にもなるものに使われます。
「喪服」とは?
「喪服」は「もふく」と読みます。
意味は「葬儀・法事の時や、喪中期間に着る漆黒の衣服」です。
葬儀関係の時に着用する、漆黒で光沢がなく、レースなども付いていないもののことです。
最近ではそれほどマナーに厳しいことはなくなりましたが、上記で紹介した「ブラックフォーマル」は「喪服」と兼用できないという見方もあります。
「喪服」の言葉の使い方
「喪服」はファッション用語・マナー用語として使われます。
「喪」は「人の死後、近親者が一定期間悲しみの意を表す礼」「死者を弔う儀礼」という意味、「服」は「身につけるもの」という意味、「喪服」で「故人を弔う儀礼において身に付ける礼服」になります。
基本的に、「色がしっとりとした漆黒の礼服」を表します。
「ブラックフォーマル」と「喪服」の違い
「ブラックフォーマル」は「入学式や結婚式、葬式などで着られる、黒い礼服の総称、黒色の生地で、光沢があり、デザインや着こなし次第で喪服にもなるもの」です。
「喪服」は「故人を弔う儀礼において身に付ける礼服、色がしっとりとした漆黒の礼服」です。
まとめ
今回は「ブラックフォーマル」と「喪服」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
