この記事では、「ししゃも」と「カペリン」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ししゃも」とは?
ふっくらしたお腹が食べ応えある「ししゃも」は、苦味と甘みが混ざり合う味が魅力です。
丸ごと焼いてそのまま頭から尻尾まで食べられるため、箸でほぐして骨を取る必要がありません。
素焼きにしたり、唐揚げにして食べるなど好みで調理できるのが魅力です。
醤油かけて食べたり、レモンを絞れば爽やかな味に仕上がります。
名前の由来は全体的に柳葉にそっくりなところと、色から名づけられました。
色はうっすら黄色で美しく、食欲をそそるところです。
「カペリン」とは?
日本には1970年代になると海外から「樺太ししゃも」【からふとししゃも】が入るようになります。
この魚を英語で「カペリン」と呼ぶのです。
日本で獲れる「ししゃも」と形も大きさが似ているところから、樺太を掛け合わせてこのように呼ぶようになりました。
日本で獲れる魚よりも安く買えたので、日本で不漁のとき代わりに食べられていたのです。
現在では普及率が高まり、多くの日本人が食べるようになります。
お腹部分が明るい銀色に光り、背は黒いと色がはっきり出ている魚です。
「ししゃも」と「カペリン」の違い
「ししゃも」と「カペリン」の違いを、分かりやすく解説します。
今や「ししゃも」の数は減り、高級魚としてスーパーでも高値で売られていますが、「カペリン」は安く店で売られている魚になります。
海外では多くの「ししゃも」が取れて、日本にも大量にパック詰めされて輸出しているわけです。
現地では「カペリン」と呼び、収入源となっています。
ただ、日本固有種の魚ではなく、キュウリウオ科に属し、ノルウェーやアイスランドといった水の温度がかなり冷たい場所で獲れる魚であり、お腹部分が黄色い魚です。
背中は黒く、鱗が目立ちません。
「ししゃも」の色は銀色に近く、鱗と顔が小さく、すっと一直線を描く形状といったところが違います。
まとめ
見た目が似ている魚ではありますが、よく見ると色や形、味にも多少違いがあります。
魚屋や画像、味比べして新たに異なる点を調べてみましょう。