この記事では、「おじや」と「リゾット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「おじや」とは?
醤油や味噌などで味付けし、魚介類や野菜などの具材とともに煮て、飯を柔らかくした食べもののことです。
炊いた米を使用し、米から炊くのではありません。
使用する具材に決まりはなく、卵、肉類、ツナ、大根、ニンジンなどさまざまな具材で作られています。
また、鍋物の残り汁で作ることもあります。
汁にコンソメスープを使えば洋風に、鶏ガラスープを使えば中華風になります。
この食べものは、醤油や味噌などで味付けをする特徴があります。
味付けをしない、または塩だけの味付けであり、具材を加えないものは、おかゆと呼ばれることがあります。
「リゾット」とは?
イタリアの雑炊風の食べもののことです。
米から作ります。
米は研がず、バターや植物油で炒めます。
そこに肉や野菜などからとった出汁を加え、煮込んで、ややかために仕上げます。
出来上がったものはスープが少なめです。
具材には、魚介類、きのこ、野菜などが使われます。
米はイタリア産のものがよいとされていますが、ジャポニカ米でも作ることができます。
かために仕上げるので、水分が多い新米よりも古米の方が適しています。
「おじや」と「リゾット」の違い
「おじや」と「リゾット」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は炊いた飯を使用します。
米から炊くのではありません。
後者は米を洗わず、バターや植物油などで米を炒め、スープで煮ます。
炊いた飯を使うのか、炊いていない状態から作るのかという点と、米をバターなどで炒めるのかという点に違いがあります。
また、前者は味噌や醤油など和風の味付けがされることが多いですが、後者は洋風の味付けが一般的です。
どちらも具材に決まりはなく、魚介類、野菜、きのこなどの具材が使われます。
まとめ
炊いた飯を使用するのか、米から作るのかという点に違いがあります。