この記事では、「白変種」と「アルビノ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「白変種」とは?
白変種は、はくへんしゅと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、雪の様な色や明るくはっきりしている等の意味を持っている白の漢字に、変わり種とかその種類のものでありつつも普通とは変わっているものといった意味を有する変種の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
故に白変種は、突然変異により色素が減少する事で、体毛や皮膚、羽毛等が白くなってしまった動物の個体を表すのです。
ホワイトタイガーやホワイトライオン、シロクジャク等がこの白変種に含まれます。
「アルビノ」とは?
アルビノは、albinoとも表記される言葉です。
ラテン語で白いという意味があるalbusを由来として、誕生した言葉となっています。
そんなアルビノは、遺伝子情報の欠損によって先天的にメラニン色素が欠乏した遺伝子疾患がある個体を示すのです。
この症状がある個体に対しては俗称として、白子という呼び方もされていましたが、差別的であるとして現在ではほとんど使用されていません。
「白変種」と「アルビノ」の違い
白変種とアルビノの文字表記を並べて比べてみると、使用している文字も読み方も全然違う言葉同士であると直ぐに気付けるものです。
所がどちらの言葉も、白い動物を表現する意味を持つため混同する恐れはないとは言い切れなかったりします。
とはいえ意味のニュアンスには違いがあり、白変種は、突然変異により色素が減少して、体毛や皮膚等が白く変化した動物の個体を表すのです。
もう一方のアルビノは、遺伝子疾患によって白化した動物の個体を示します。
まとめ
2つの言葉には共通する文字はないものの、どちらも白い動物に対して使用される言葉です。
ただし意味合いには相違点があり、白変種は突然変異により皮膚や体毛が白く変化してしまった動物の個体に対して使われる言葉となっています。
対するアルビノは、遺伝子の欠損が原因で先天的にメラニン色素が欠乏した人や動物に対して用いるべき言葉です。