「半期報告書」と「四半期報告書」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「半期報告書」と「四半期報告書」の違いとは?違い

「半期報告書」「四半期報告書」はそれぞれどんな報告書で何が違うのでしょうか。

今回は、「半期報告書」「四半期報告書」の違いを解説します。

「半期報告書」とは?

「半期報告書」とは、「企業が半期に一度作成する事業の報告書」です。


「半期報告書」の使い方

金融商品取引法では金融取引の透明性維持のためさまざまな報告書の提出を義務付けています。

企業が作成する事業報告書のうち半期に一度外部へ情報を開示する報告書が「半期報告書」です。

情報公開の中心は有価証券報告書で行われ「半期報告書」は補助的な役割に位置づけられます。

報告書の中には条件を報告書のように法律によって提出を義務付けられているものもありますが「半期報告書」に義務はなく各企業の判断によって公開されます。


「四半期報告書」とは?

「四半期報告書」とは、「金融商品取引法により上場企業に義務付けられる四半期に一度作成しなければならない報告書」です。

「四半期報告書」の使い方

企業会計は1年単位ですがきめ細かい情報公開が求められる上場企業においては年に一度の報告書提出では不足だと考えられることから金融証券取引法により四半期に一度の報告書作成が義務付けられています。

上場企業が四半期に一度公開する義務を負う事業の報告書が「四半期報告書」です。

「半期報告書」と「四半期報告書」の違い

「半期報告書」「四半期報告書」の違いは「作成の義務」です。

どちらも年度の途中に事業内容を公開する報告書ですが「半期報告書」は法的な作成義務がないのに対し「四半期報告書」は金融商品取引法により上場企業に作成が義務付けられています。

「半期報告書」の例文

・『半期報告書を公開する』
・『半期報告書は作成しないことが決まった』

「四半期報告書」の例文

・『上場企業は四半期報告書の公開が義務付けられている』
・『四半期報告書は必ず作成しなければならない』

まとめ

「半期報告書」「四半期報告書」は公開の義務と周期の違いで区別されます。

投資業界では重要な報告書なので違いを正しく理解しておきましょう。

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