この記事では、「ワシントンDC」と「ワシントン州」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ワシントンDC」とは?
「ワシントンDC」とはアメリカ東部にあるアメリカの首都です。
アメリカはいくつもの州が集まってできている国ですが、アメリカ合衆国連邦政府が国としての政治を取り計らい、州ごとに法律や条例に違いがあるという形になっています。
そしてワシントンDCはアメリカで唯一どの州にも属していない、アメリカ合衆国連邦政府の直轄地です。
連邦議会の議事堂や大統領の住むホワイトハウス、連邦最高裁判所などの行政機関が集まっている、アメリカの政治的な中心地と言えます。
「ワシントン州」とは?
「ワシントン州」とはアメリカの西海岸最北部にある州です。
パソコンで有名なマイクロソフトや、日本にもいくつもの店舗を出店しているコーヒーチェーンのスターバックスの本社があります。
ワシントンDCと同じく初代大統領のジョージ・ワシントンから名前を取っていますが、近隣住民がワシントンとだけ言えばこのワシントン州を指し、ワシントンDCを指す言葉はDCです。
「ワシントンDC」と「ワシントン州」の違い
「ワシントンDC」と「ワシントン州」の違いを、分かりやすく解説します。
アメリカの国としての首都が「ワシントンDC」で、アメリカにある州の一つが「ワシントン州」です。
アメリカは「ワシントン州」など50の州が集まってできている国ですが、「ワシントンDC」はメリーランドとヴァージニアの2つの州に挟まれていますが連邦の直轄地でありどの州にも属しません。
位置的には「ワシントンDC」は東海岸近くにある街で、「ワシントン州」は西海岸の最北部でカナダとの国境線にある州です。
まとめ
アメリカの中でも連邦直轄の特別区である首都が「ワシントンDC」で、名前に州とついている通りアメリカの州の一つが「ワシントン州」なので、それぞれ別物であると認識する必要があります。
どちらも初代大統領の名字をそのまま付けているので紛らわしいですが、DCがついているのは首都で特別な街、州とついているのは文字通りアメリカの州の一つと、ワシントン以外の部分で判別するようにしましょう。