「入水」と「着水」の違いとは?分かりやすく解釈

「入水」と「着水」の違いとは?違い

水に関連する動作を表す言葉として「入水」「着水」があります。

この2つの動作は具体的にどのような違いで区別されるのでしょうか今回は、「入水」「着水」の違いを解説します。

「入水」とは?

「入水」とは、「水に入ること」を意味する言葉です。


「入水」の使い方

水の中に入っていく動作を表し、一般的には人が水の中に入っていく行為を指します。

水中に入っていく行為を指すので動作の完了後は体の一部もしくは全部が水の中に浸かる形になります。

泳ぐために水に入るときや川などに足を踏み入れる動作に対して用いる表現です。

潜水艦など人以外のものが水の中に入っていく行為も「入水」と表現します。


「着水」とは?

「着水」とは、「高いところから水面に降りて着くこと」を意味する言葉です。

「着水」の使い方

高所から飛び降りて地面に降りることを「着地」といいます。

降りる場所が地面ではなく水面なのが「着水」です。

基本的には水面に浮かぶように降りて着くことを意味しますが降りたまま水面にとどまらず水中に沈んでいっても落下の衝撃を十分に吸収し安全が確保されていれば「着水」です。

「入水」と「着水」の違い

水の中に入っていくのが「入水」、水の上に降りて着くのが「着水」です。

「入水」は水の中に入っていくのが目的なので水面に浮いてはいけませんが、「着水」は水面に浮くように降りて着くのが成功です。

高飛び込みの選手は演技の最後に身体全体を水中に沈めるので「入水」ですが、水面から発着する水上飛行機は水の中に沈むことなく水面に浮いて止まるので「着水」です。

「入水」の例文

・『背泳ぎのスタートに備えて選手が入水する』
・『しぶきひとつない完璧な入水姿勢で飛び込んだ』

「着水」の例文

・『パラシュートが湖に着水する』
・『着水したカプセルを回収する』

まとめ

「入水」「着水」はどちらも水に向かって進んだ後の動作を示しますが、目的も最終的な状態も異なります。

水に浸かっているかどうかで区別してください。

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