この記事では、「勝景」【しょうけい】と「絶景」【ぜっけい】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「勝景」とは?意味
すごく素晴らしいと感じる景色を「勝景」【しょうけい】といいます。
数ある景色の中でもすばらしいと感激するほどの光景を指す言葉です。
電車に乗って旅に出たとき、窓から青い海と澄み切った空がどこまでも広がる光景はまさに「勝景」であり、心が澄みわたるでしょう。
また、赤い夕日が空を魅力的に染めるこのうえない美しい自然が織り成す光景に、人は胸を掴まれるといった景色を意味します。
「絶景」とは?意味
このうえなく美しいと思う景色を「絶景」【ぜっけい】といいます。
自分がそこに立って目の前の景色を見たとき、全体的に調和した自然が織り成す美しい光景は見ていてすがすがしく、すばらしいと感動することでしょう。
例としては、真っ白な雪が降り積もり、幻想的な世界を見せる山々の景色や、黄色や赤に染まる木々が辺り一面を染める山の光景、満開に咲く桜の木が一列に美しい花を咲かせるなど心惹かれる姿が「絶景」というのです。
「勝景」と「絶景」の違い
「勝景」と「絶景」の違いを、分かりやすく解説します。
心から感動するこの上ない素晴らしい景色を「勝景」といいます。
誰が見ても美しい、感動すると思う景色という意味があり、すぐれて賑やかな景色を指す言葉です。
もう一方の「絶景」は、心惹かれる美しい自然が生み出す光景を指します。
自然を引き立てるように、人間が作り出した建物が建つ姿と調和した光景を褒め称えるときにも使われている言葉です。
「勝景」の例文
・『松島の勝景は訪れる観光客の心を掴むほど美しい』
・『勝景を見た私の心は躍り、じっとしていられなかった』
「絶景」の例文
・『目の前の絶景につい見とれて、昼食を食べ忘れてしまった』
・『日本には四季折々の幻想的な美しい絶景がある』
まとめ
どちらも美しい景色を意味する言葉ですが、微妙に状況や使う場面によって違いがありますので、自分なりにうまく使い分けてみるといいでしょう。