「stkm13a」と「s45c」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「stkm13a」と「s45c」の違いとは?違い

この記事では、「stkm13a」「s45c」の違いを分かりやすく説明していきます。

「stkm13a」とは?

「stkm13a」とは機械の部品に使われる炭素鋼です。

機械の部品と言っても様々な形状の部品がありますが、stkmというのはそういった機械の部品用に作られた炭素鋼の中でも、管状のもの専用の規格になります。

stkm規格の中でも炭素量が0. 25%以下のものがstkm13で、更にその中で最も伸びは良いものの引張強度という機械的強度の低い性質を持っているのがstkm13aです。

管と言ってもstkm13aは内部に何かを流す部品には使われず、スタビライザーやドライブシャフトに使われます。


「s45c」とは?

「s45c」とは機械の部品に使われる炭素鋼です。

機械の部品に使われる炭素鋼を機械構造用炭素鋼と言いますが、s何々cという規格は様々な機械構造に使われる炭素鋼であり、その中でも特に広く使われているのがs45cになります。

s45cに含まれている炭素量は0. 42%から0. 48%で、およそ0. 45%前後なのでs45cという名称です。

硬さも十分で機械的性質も多様な上に流通量も多く価格も手頃なので、あらゆる面で見ても汎用性の高い便利な機械構造用炭素鋼と言えます。


「stkm13a」と「s45c」の違い

「stkm13a」「s45c」の違いを、分かりやすく解説します。

管状の機械部品に使われる炭素鋼の規格が「stkm13a」で、様々な機械構造に使われる炭素鋼の規格が「s45c」です。

「stkm13a」はパイプ状の機械構造に使われる炭素鋼の一つでしかありませんが、「s45c」は形を問わず様々な機械構造に使われる炭素鋼の規格の一つであり、その中でもトップクラスにポピュラーな炭素鋼と言えます。

まとめ

「stkm13a」はパイプ状の機械構造に使われる炭素鋼で、「s45c」は様々な機会構造に使われる汎用性の高い炭素鋼です。

それぞれ機械構造用炭素鋼としての規格が違い、「stkm13a」のstkmはパイプ状という構造によって強度が高いことを利用しているため炭素量が少ない規格ですが、「s45c」は様々な構造や形状の部品に幅広く使うために十分な炭素量を含ませて強度を確保しています。

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