「趣向」と「興趣」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「趣向」と「興趣」の違いとは?違い

この記事では、「趣向」「興趣」の違いを分かりやすく説明していきます。

「趣向」とは?

物事に工夫やアイデアを凝らすことやその工夫・アイデアを意味する言葉です。

「趣向」は、おもしろみやおもむきを出すために行うことで、方向性や方針を表すことで知られます。

主に「趣向を変える」「趣向が変わる」「趣向が違う」「趣向を凝らす」「趣向的」「趣向を取り入れる」などのような言い回しで使われることが多いと考えられます。


「興趣」とは?

物事から感じる面白みのことを意味する言葉です。

興趣は、個人が好むものや好みの傾向を表すことで知られています。

主に「興趣を持つ」「興趣がある」「興趣がない」「興趣が深い」「興趣が薄い」「興趣が移る」「興趣の対象」「興趣の範囲」などのような言い回しで使われることが多いと考えられます。


「趣向」と「興趣」の違い

「趣向」「興趣」の違いを、分かりやすく解説します。

「趣向」「興趣」は、似たような意味をもつ言葉で、使い方やニュアンスが異なります。

「趣向」は、物事に工夫やアイデアを凝らすことやその工夫・アイデアを指します。

その一方で、「興趣」は、物事から感じる面白みや興味のことです。

つまり、「趣向」は自分が物事に加えるもので、「興趣」は物事から受けるものという違いがあると考えられます。

「趣向」の例文

・『インバウンド需要を考え、海外の方向けに、趣向を凝らしたおもてなしをする』
・『広告の趣向を変えてみたら、意外にも多くの人に訴求することが可能になった』

「興趣」の例文

・『彼は歌舞伎に興趣があって、舞台を観に行っている』
・『彼の描いた絵画は、彼女の興趣にはドンピシャのようだ』

まとめ

「趣向」「興趣」は似たような意味をもつ言葉ですが、ニュアンスや使い方は異なります。

「趣向」「興趣」の違いとしては、「趣向」は、物事に対する工夫やアイデア、「興趣」は、物事から感じる面白みという点です。

趣向は自分が行うことで、興趣は自分が受けることという違いもあります。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

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