この記事では、「ジャズ」と「ボサノバ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ジャズ」とは?
「ジャズ」の発祥はアメリカのニューオーリンズと言われています。
「ジャズ」は、黒人特有の音楽性と西洋音楽が交じり合った場所で1900年ごろに生まれたのです。
「ジャズ」のリズムの大きは4ビート。
ダンス音楽として発展したことから、その多くが4ビートとなっています。
現在もダンス音楽のイメージが強い「ジャズ」ですが、始まりはお葬式の伴奏や歓楽街のBGMでした。
ダンス音楽として広まったのは1930年ごろからとなり、こういった流れから、「ジャズ」の場合、多くは楽器が主体の曲になります。
「ボサノバ」とは?
「ボサノバ」の発祥はブラジルです。
ブラジルと言えば、「サンバ」が有名ですが、「サンバ」と同じくブラジルの代表となる音楽が「ボサノバ」になります。
1950年代後半に誕生した「ボサノバ」。
「ボサノバ」はポルトガル語で「新しい感覚」といった意味があります。
ブラジルで古くから人気の「サンバ」に比べ新しい音楽といったことから。
このような意味の「ボサノバ」と名付けられました。
「ボサノバ」のリズムの基本は8ビート。
初めは、「サンバ」と同じ2ビートが主流でしたが、「サンバ」のような踊りメインの音楽ではないため、静かなリズムの8ビートが主流となりました。
「ボサノバ」には必ず歌手が必要で歌がメインとなります。
「ジャズ」と「ボサノバ」の違い
「ジャズ」と「ボサノバ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ジャズ」と「ボサノバ」を比較した場合、発祥地も発祥時期も、そして、音楽自体にも大きな違いがあります。
「ジャズ」はアメリカ生まれに対し「ボサノバ」はブラジル生まれ。
また、「ジャズ」は1900年ごろに誕生しましたが、「ボサノバ」は、1950年代後半と「ジャズ」に比べ歴史は浅くなります。
そして、奏でるリズムは「ジャズ」が4ビートに対し「ボサノバ」は8ビート。
楽器メインの「ジャズ」とは異なり、歌メインの「ボサノバ」といった違いがあります。
まとめ
以上のように、「ジャズ」と「ボサノバ」は全く異なった音楽です。