「運動会」と「体育祭」の違いとは?分かりやすく解釈

「運動会」と「体育祭」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「運動会」「体育祭」の違いを分かりやすく説明していきます。

「運動会」とは?

「運動会」とは教師が主導して開催される、全校生徒が参加して運動する行事です。

基本的には小学校や幼稚園で開催されます。

子供の成長に運動は必要不可欠なものなので、教育では運動もカリキュラムに含まれますが、その成果を発揮、確認するために行われる行事です。

ただし幼稚園児や小学生では、そういった行事をしっかりと運営することは不可能なので、「運動会」は大人である教師が運営します。

また小さい子供の成長を確認する機会なので保護者が参観しますが、児童だけでなく保護者が参加する競技があるケースが多いのも「運動会」の特徴です。

また「運動会」は子供の成長を確認することのできるイベントですが、他の集団と競い合い勝つことが目的ではないので、学年全体で合同して行う演目も少なからずあります。


「体育祭」とは?

「体育祭」とは生徒が主導して行われる、全校生徒が参加して運動する行事です。

中学校以上の教育機関で開催されるイベントで、文字通り体育の成果を発揮するためのお祭りであり、その準備や運営は生徒たちの手に委ねられています。

「体育祭」を運営するための委員会が設けられ、その委員会と生徒会などが力を合わせて計画を練り、それを元に全校生徒が力を尽くして開催し、大人である教師が行うのは補助です。

またあくまで生徒主導であり、生徒のための行事なので、保護者が参加する競技もありません。

そのため開催日も、保護者の参加を気にすることはないので、平日に「体育祭」を行う学校も少なからずあります。

また生徒のやる気を出すためには、他のチームに勝つことを目標に設定することが単純ながら有効なので、完全にチーム分けをして、全チームが合同でなにかを成し遂げるという競技はないケースがほとんどです。


「運動会」と「体育祭」の違い

「運動会」「体育祭」の違いを、分かりやすく解説します。

教師が主導する運動行事が「運動会」で、生徒が主導する運動行事が「体育祭」です。

生徒の能力的にイベントを運営することが不可能な小学校までは「運動会」を開催し、生徒の能力的に十分運営ができるようになる中学校からは「体育祭」が開かれます。

「運動会」は保護者の参観と参加がありますが、「体育祭」では保護者が参加する種目はなく、保護者の参観もないことも多いです。

そのため「運動会」は保護者が参観できるよう日曜日などの休日に開催されることが多いですが、「体育祭」は休日に開催されることもあれば平日に開催されることもあります。

まとめ

「運動会」「体育祭」に違いは色々ありますが、その違いは教師が主導して運営しているか、生徒が運営から参加までするかの違いから生まれていると言えます。

そして主導するのが教師か生徒かという違いが生まれる原因は、年齢的に運営する能力があるかないかという、生徒の年齢に起因するものなので、「運動会」「体育祭」の根本的な違いは、小学校以下か中学校以上かが根幹になっていると言っていいでしょう。