この記事では、「筆者」と「論者」の違いを分かりやすく説明していきます。
「筆者」とは?
「筆者」は「ひっしゃ」と読みます。
意味は「ある文章、または書画を書いた人」です。
あるまとまった文章や、書き込みのある絵画など記した人を表します。
「筆者」の言葉の使い方
「筆者」は名詞として「筆者の紹介」「筆者の考え」などと使われます。
「筆」は「ふで」とも読み「ふで、文字を書く道具」から転じて「ふでをとって書いたもの」「文字や絵をかくこと」という意味、「者」は「もの」とも読み「行為や状態の主体を表す人」という意味、「筆者」で「ふでを取って文字や絵をかいた本人」になります。
似た様な言葉に「著者(ちょしゃ)」がありますが、こちらは「書物を書いた人」という意味で、書いた文章が書籍化されている人に使われます。
単に文章を書いた人を表す場合は「筆者」が使われます。
「論者」とは?
「論者」は「ろんじゃ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「人と意見を言い合う人」という意味です。
2つ目は「人と意見を言い合うことを好む人」という意味です。
3つ目は「〇〇論者として、特定の理論や主義を一貫して支持する人を意味する語」という意味です。
「論者」の言葉の使い方
「論者」は名詞として「論者の争い」「無神論者」などと使われす。
「論」は「筋道を立てて述べる」「事の是非や善悪を述べたてる」という意味、「者」は「行為や状態の主体を表す人」という意味、「論者」で「事の是非や善悪を述べ立てる人」になります。
「筆者」と「論者」の違い
「筆者」は「ふでを取って文字や絵をかいた本人」です。
「論者」は「事の是非や善悪を述べ立てる人」です。
「筆者」の例文
「筆者」の例文は以下の通りです。
・『筆者はまだ10代の学生だ』
・『筆者の考えをくみ取って読む』
「論者」の例文
「論者」の例文は以下の通りです。
・『ディベートで論者同士が激しく争う』
・『彼は自然主義論者だ』
まとめ
今回は「筆者」と「論者」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。