この記事では、「烏龍茶」と「鉄観音茶」の違いを分かりやすく説明していきます。
「烏龍茶」とは?
「烏龍茶(ウーロンチャ)」は、中国茶の中の「青茶」に含まれる半発酵茶の一つです。
茶葉は植物の「チャノキ」の葉が使用されています。
「烏龍茶」は800種とも言われるほど、品種が多くあります。
中国茶は「青茶」の他、「紅茶」、「黒茶」、「緑茶」、「白茶」、「黄茶」、「花茶」に分けられます。
「烏龍茶」の名前は、見た目が烏のように黒く、龍のようにうねっているところから名付けられたとも言われています。
「烏龍茶」の英語表記は「Oolong tea」になります。
「鉄観音茶」とは?
「鉄観音茶(テッカンノンチャ・テツカンノンチャ)」は中国茶のうち、青茶に分類されている半発酵茶の一種です。
また、「烏龍茶」の一種でもあります。
「鉄観音茶」は「チャノキ」の園芸品種である「鉄観音」の茶葉から作られています。
「チャノキ(茶木・茶の木・茶の樹)」はツバキ科ツバキ属に分類されている常緑低木や小高木のことを表し、野生では高木になります。
樹高は1m〜7m、野生では10mくらいになります。
「チャノキ」の開花時期は10月〜12月頃で、5弁花で白色の花が下向きに咲きます。
そして、翌年の9月〜10月頃に果実がなります。
果実は蒴果の球形で、中に褐色の種子が入っています。
葉は互生の単葉で、楕円形をしていて、縁は全縁です。
葉は緑色で厚みがあり、表面に光沢があります。
葉は加工して「茶」として飲用されています。
「烏龍茶」と「鉄観音茶」の違い
「烏龍茶」と「鉄観音茶」の違いを、分かりやすく解説します。
「烏龍茶」は中国茶の「青茶」に含まれる半発酵茶のことを言い、数多くの品種があります。
「鉄観音茶」はその一種です。
「烏龍茶」と「鉄観音茶」にはこのような違いが見られます。
まとめ
「チャノキ」は「チャ(茶)」とも呼ばれています。
また、「鉄観音茶」は中国十大銘茶の一つにもなっています。
今回は「烏龍茶」と「鉄観音茶」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「烏龍茶」と「鉄観音茶」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。