この記事では、「映写機」と「プロジェクター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「映写機」とは?
「映写機」とはフィルムに保存された映像をそのままスクリーンに映す機械です。
映写機には映画のフィルムやスライドを再生する機能が搭載されており、フィルムやスライドの画像をスクリーンに直接映し、映画の場合は連続してフィルムに保存された画像を短時間で次々に映すことで動画に見せています。
映画などのデータをデジタル化したものも増えていますが、映写機ではそういったデジタルデータは再生できず、専用のフィルムに保存されたものしか映すことができません。
「プロジェクター」とは?
「プロジェクター」とはなんらかの機械で再生されている映像をスクリーンに映す機械です。
プロジェクター自体には映像を再生する機能はないので、動画のデジタルデータを再生できるパソコンやBDプレイヤーのような録画された映像を再生する機械と繋げて使用します。
プロジェクター単体で映像を映すことはできないものの、デジタルデータを再生できる機械があればBDやDVDのような録画メディアが要りません。
また映像は赤緑青の三色の光をスクリーン上で合わせることで色を再現しています。
「映写機」と「プロジェクター」の違い
「映写機」と「プロジェクター」の違いを、分かりやすく解説します。
専用のフィルムに保存されている映像をスクリーンに映す機械が「映写機」で、他の機械で再生されている映像をスクリーンに映す機械が「プロジェクター」です。
「映写機」には再生機器も搭載されているので他の機械は不要ですが専用の記録媒体が必要で、「プロジェクター」には専用の記録媒体はありませんがパソコンやDVDプレイヤーなど映像を再生する機械が必要になります。
まとめ
「映写機」は専用のフィルムに保存された映像を映すためのもので、「プロジェクター」は他の機械で再生できる映像をスクリーンに拡大して写すための機械というのが両者の違いです。
スクリーンに映像を映すという結果は同じでもそれぞれ仕組みが全く違い、パソコンがあれば現在主流のデジタルデータを映せるプロジェクターのほうが一般的に使われ、専用のフィルムに起こす必要がある映写機はよりマニアックな趣味扱いになっています。