「入籍祝い」と「結婚祝い」はどちらも夫婦になったことに対するお祝いですが具体的にどのような違いで使い分けられているのでしょうか。
今回は、「入籍祝い」と「結婚祝い」の違いを解説します。
「入籍祝い」とは?
「入籍祝い」とは、「戸籍上の夫婦になったことに対するお祝い」です。
「入籍祝い」の使い方
役所に婚姻届を提出し正式に戸籍上の夫婦になることを「入籍」といいます。
「入籍祝い」は男女のカップルが入籍したことに対するお祝いを意味する言葉です。
「結婚祝い」とは?
「結婚祝い」とは、「結婚したことに対するお祝い」です。
「結婚祝い」の使い方
人同士が人生を共に歩むパートナーとして結ばれることを「結婚」といいます。
結婚したことに対するお祝いを意味する言葉が「結婚祝い」です。
結婚の形体は地域や文化によってそれぞれ異なります。
年齢や人数など一口に結婚と言ってもいろいろなスタイルがあり、必要な手続きや儀式など何を持って結婚が成立するかに関してもバラバラです。
「結婚祝い」という表現には厳密な決まりがなく、一般的に結婚と呼ばれる行為が行われたことに対するお祝い全般を表す意味で使います。
「入籍祝い」と「結婚祝い」の違い
「入籍祝い」と「結婚祝い」の違いは「手続き」です。
「入籍祝い」は入籍、つまり役所に婚姻届けを提出して法的に結婚が成立し夫婦として認められたことに対するお祝いを指します。
「結婚祝い」は法的な手続きとは関係なく結婚したことに対するお祝いを指します。
役所に婚姻届を提出しない事実婚を祝う場合は「入籍祝い」ではなく「結婚祝い」です。
一般的に「入籍祝い」は結婚式を挙げず入籍だけの夫婦に対するお祝いを指し「結婚祝い」は結婚式を挙げた夫婦に対するお祝いを指します。
「入籍祝い」の例文
・『入籍祝いを贈る』
・『友人から入籍祝いをもらった』
「結婚祝い」の例文
・『結婚祝いの品物を送る』
・『結婚祝いのお返しが届いた』
まとめ
「入籍祝い」と「結婚祝い」は法的な手続きの違いで区別されます。
入籍だけしたカップルと結婚式を挙げたカップルとで使い分けることが多いので覚えておきましょう。