ローンに関する言葉として「借入期間」と「返済期間」があります。
2つの言葉は何が違いどのように使い分ければいいのでしょうか。
今回は、「借入期間」と「返済期間」の違いを解説します。
「借入期間」とは?
「借入期間」とは、「お金を借りていられる期間」を意味する言葉です。
「借入期間」の使い方
高額な資金を金融機関などからお金を借り一定額を定期的に返済し続け長期間かけて完済する借り入れの仕組みを「ローン」といいます。
住宅や自動車など購入するのに多額の資金を必要とする物品で用いられる借り入れ方法で、まとまった資金が用意できなくても返済能力の裏付けがあれば分割返済で購入できるのが大きなメリットです。
ローンによる借り入れは数年から数十年の長い期間をかけてコツコツ返済します。
完済するまでお金を借りていられる最大限の期間を指す言葉が「借入期間」です。
「返済期間」とは?
「返済期間」とは、「分割払いでお金を返済するのにかける期間」を意味する言葉です。
「返済期間」の使い方
ローンで借りたお金を完済するまでにかかる期間を指します。
返済予定や実績に基づく期間を指す言葉なので前倒しで予定よりも返済額を増やすと短くなります。
「借入期間」と「返済期間」の違い
「借入期間」がお金の貸し手と借り手の間で結ばれた最大限お金を借りていられる期間を差すのに対し「返済期間」は返済にかける予定の期間を指します。
「借入期間」は完済までに必要な当初予定の期間にあたり、実質的にローンの返済期限を指す言葉です。
「返済期間」は返済にかける期間なので臨時収入をローンの返済に回すなど前倒しで返済するほど短くなります。
最初の計画通りに返済を続ける場合は「借入期間」と「返済期間」は同じ期間になるので借り入れる段階では「借入期間」と「返済期間」は同じ意味で使われますが、ローンを組んで返済開始後に予定と異なる返済が発生すると「借入期間」と「返済期間」にズレが生じます。
まとめ
「借入期間」と「返済期間」は同じ意味で使われることもありますが厳密には別の意味を持つ言葉です。
大金に関係するのでそれぞれの正しい意味を知っておきましょう。