この記事では、「ヤナギダコ」と「マダコ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヤナギダコ」とは?
ヤナギダコとはマダコ科に属するタコの一種で、北海道の南から本州の中部の海に分布しています。
ヤナギダコの体には、黄色の小さな斑点があります。
食用とされており、国内ではボイルした状態で流通します。
ヤナギダコは食感が柔らかいのが特徴で、北海道ではミズダコと呼ばれることもあります。
北海道ではミズダコとヤナギダコを区別していないのです。
ヤナギダコは刺身や寿司ネタにもなりますし、唐揚げやアヒージョにして食べることもあります。
「マダコ」とは?
マダコもマダコ科に属するタコの一種で、日本ではタコというとマダコを指します。
東アジアの温帯や熱帯の海域に幅広く分布しています。
昼間は岩穴などに隠れていて、夜に活動します。
二枚貝や甲殻類などをエサとしています。
マダコは日本では昔から食べられていて、弥生時代にもタコを食べていたといわれます。
タコ壺漁という方法で漁獲しますが、これはマダコの物影に潜む習性を利用しています。
マダコは歯ごたえがあって美味しく、たこ焼きや刺身、寿司、煮物、酢の物、タコ飯、燻製など幅広い料理に使われます。
日本では需要が大きいため、モーリタニアやモロッコなど海外からも輸入されています。
「ヤナギダコ」と「マダコ」の違い
ヤナギダコもマダコもマダコ科に属するタコです。
どちらも食用とされますが、味や風味はマダコの方が上で美味しいといわれています。
大きさは同じくらいですが、ヤナギダコの方が食感が柔らかいです。
値段はマダコの方が高く取引されていて人気がありますが、ヤナギダコの方が柔らかいので食べやすいと感じる人もいます。
まとめ
ヤナギダコは、マダコよりも風味や味が落ちるといわれています。
そのため価格もマダコに比べるとリーズナブルです。
食感が柔らかいのもヤナギダコの方です。
日本ではタコというとマダコを指します。
