この記事では、「ノジスミレ」と「スミレ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ノジスミレ」とは?
「ノジスミレ(野路菫)」とは、スミレ科スミレ属のうち、種がノジスミレに分類されている多年草の植物のことを言います。
「ノジスミレ」には地上茎がなく、草丈は4㎝〜8㎝くらいです。
「ノジスミレ」の開花時期は、3月〜5月頃で、5弁花の濃い青紫色の花が咲きます。
「ノジスミレ」の果実は蒴果です。
また、「ノジスミレ」の葉は緑色で、根生の単葉です。
細長いヘラ形や披針形をしていて、縁は鋸歯です。
「スミレ」とは?
「スミレ(菫)」とは、スミレ科スミレ属に属している多年草のうち、種がスミレの総称を表しています。
他にも、スミレ属の総称や「マンジュリカ」を指す場合もあります。
「スミレ」は春に5弁花の濃い紫色の花が咲きます。
「スミレ」の果実は蒴果で、中に種子が入っています。
葉は根生で、先が尖っている丸い葉をしています。
「スミレ」には、「スモウトリクサ」、「スモウトリバナ」、「オシヒバ」、「ケナシスミレ」、「キンモンスミレ」、「オオバナスミレ」など、多くの別名があります。
そして、「スミレ」は英語で「Violet」と表記します。
「ノジスミレ」と「スミレ」の違い
「ノジスミレ」と「スミレ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ノジスミレ」と「スミレ」はどちらも、低地の日当たりのよい道端などに自生していて、見た目が似ています。
「スミレ」はスミレ属の総称でもあり、「ノジスミレ」はそれに含まれます。
「ノジスミレ」は葉などに、白い短い毛がたくさん生えていますが、「スミレ」にはありません。
「ノジスミレ」と「スミレ」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
今回は「ノジスミレ」と「スミレ」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「ノジスミレ」と「スミレ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。