この記事では、「ノリウツギ」と「アジサイ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ノリウツギ」とは?
ノリウツギは、糊空木と漢字で表記される事もある言葉です。
樹皮をはぐと粘り気があり、それを和紙の糊料とした事がこの言葉の由来となっています。
そんなノリウツギは、アジサイ科アジサイ属の落葉低木の1種です。
日本では北海道から九州まで幅広く分布しており、花房が大きめの花を円錐状に咲かせる上に、かつては樹液を糊として使用していたといった特徴を持っています。
「アジサイ」とは?
アジサイは、紫陽花という風に漢字表記も可能な言葉です。
小さいものが集まる様子といった意味がある、あづの言葉に、藍色を表すさあいという意味を持っている、さいの言葉が組み合わさる事で、このアジサイという言葉が誕生しました。
故にアジサイは、アジサイ科アジサイ属に分類される落葉低木の1つです。
ただし原種であるガクアジサイが日本で品種改良されたものがアジサイであり、花は小ぶりでガク咲きや手まり咲きの様な丸い形をしているのが特徴となっています。
「ノリウツギ」と「アジサイ」の違い
ノリウツギとアジサイの文字表記を比較すると、使用されている文字も読み方も全然違う言葉同士であると気付けるものです。
所がどちらも同じアジサイ科に属する落葉低木であり、見た目も似ているので混同する恐れはないとは言い切れません。
とはいえ違いもあり、ノリウツギは花の花房が大きめで、円錐状に集まって咲きます。
一方のアジサイは、花は小さめで手まり咲きやガク咲きの様な丸い形をしているのです。
まとめ
2つの言葉は使用されている文字も読み方も似てはいませんが、どちらもアジサイ科アジサイ属の落葉低木で、そのものの見た目も似ています。
そのためどちらがどちらなのか分からなくなる人も珍しくありませんが、相違点もあるのでそこを踏まえれば、きちんと使い分け出来る言葉同士です。
ちなみにノリウツギの花は、花房が大きめで円錐状に花が集まって咲くという特徴があります。
対するアジサイは、花は小さめでガク咲きや手まり咲きの様に丸い形をしているのです。