この記事では、「キャラメル」と「カラメル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「キャラメル」とは?
砂糖や水あめなどの糖と乳などのタンパク質を混ぜ合わせ、加熱をしてメイラード反応を起こして作った、ソフトキャンディのことです。
メイラード反応とは、糖とタンパク質を一緒に加熱をしてメラノイジンができる反応をいいます。
メラノイジンは褐色の物質で、この反応が起こると食品などは褐色になります。
たとえば、小麦粉に牛乳や砂糖を混ぜて焼くと茶色くなります。
クッキーやパンケーキなどの茶褐色は、メイラード反応が起こることによって生まれています。
「キャラメル」の主な原料は、砂糖・水あめ・生クリーム・バターです。
糖と乳などのタンパク質が含まれているので、これを加熱するとメイラード反応が起こります。
「キャラメル」は常温では固体で柔らかな食感があります。
「カラメル」とは?
水と糖を混ぜ合わせて加熱をした、褐色の物質のことです。
水と砂糖を混ぜたものは、最初は透明な色をしています。
これを加熱して190℃になると、この言葉が意味する状態になります。
濃い褐色をしており、甘みはほとんどありません。
これだけを食べることはなく、香りづけ、ソースや醤油などの色づけとして使われています。
水と砂糖を混ぜ合わせたものを190℃になる一歩手間、165℃から180℃にすると茶褐色のソースができます。
これは「カラメルソース」と呼ばれており、プリンなどのソースとして使われています。
「キャラメル」と「カラメル」の違い
「キャラメル」と「カラメル」の違いを、分かりやすく解説します。
使用している材料に違いがあります。
前者は糖と乳を使用しており、後者は糖と水を使用しています。
大きな違いはタンパク質を含んでいるかということです。
前者はタンパク質を含んでおり、糖とタンパク質を加熱してメイラード反応を起こさせています。
後者にはタンパク質は含まれていません。
まとめ
使用している材料が異なり、タンパク質を含む・含まないに違いがあります。
