この記事では、「ココア」と「ミロ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ココア」とは?
カカオをすりつぶしたものから、ある程度の量のココアバターを取り除いたものです。
「ココア」の原料となるものは、カカオです。
カカオはチョコレートの原料としても使われています。
「ココア」の製造過程を簡単に説明します。
カカオは異物を取り除き、選別をします。
このカカオにアルカリ処理をします。
これをすりつぶし、ペースト状になったものからココアバターを取り除きます。
脂肪分0になるまで取り除くのではなく、「ココア」には10~30%ほどの脂肪分が含まれています。
ココアバターを取り除いたものは、固まりになっています。
これを砕いてパウダー状にしたものを「ココア」と呼んでいます。
市販されているものには、砂糖や乳成分などを加えたものがあります。
これらは「調整ココア」といいます。
水、お湯、牛乳などに溶かして飲むほか、お菓子作りにも使用されています。
「ミロ」とは?
ネスレ社が製造・販売をする大麦飲料です。
「ミロ オリジナル」「ミロ オトナの甘さ」「ミロ オリジナル スティック」などの商品ラインナップがあります。
カルシウム、鉄、ビタミンDを含んでおり、「ミロ」15gを牛乳150mlに溶かした場合、1日の摂取目安の58%のカルシウム、47%の鉄、47%のビタミンDが含まれています。
牛乳に溶かして飲む以外にも、ジュースに溶かす、シリアルに加えるなどの摂り方もあります。
「ココア」と「ミロ」の違い
「ココア」と「ミロ」の違いを、分かりやすく解説します。
牛乳に溶かす点が似ていますが、主原料が異なります。
前者がカカオを原料としており、後者は大麦を原料としています。
後者には「ココアパウダー」を加えた製品がありますが、最も多く使用している原料は大麦です。
まとめ
似たような飲み方や見た目をするものですが、それぞれ原料とするものが異なります。