ハヤシソースやビーフシチューソースとなにが違う?
混同しやすいソースの違いを解説!この記事では、「ハッシュドビーフ」と「デミグラスソース」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ハッシュドビーフ」とは?
広義にいえばイギリス発祥料理のハッシュトビーフを指します。
狭義でいえば日本料理のハヤシライス、もしくは日本のハヤシライスの素を指すと言っていいでしょう。
現在も日本で売られているハヤシライスのルーが「ハッシュドビーフ」であるのは1989年に『ハウス食品』が商品名として使った事によるものです。
『SB食品』『グリコ』など大手食品メーカーも追随して使用した事で「ハッシュドビーフ」=ハヤシライスの図式が成立しています。
「デミグラスソース」とは?
洋風ソースの基本中の基本であり、日本ではホワイトソースと並んで知名度が高いソースです。
本来はブラウンソースを煮詰めながらマデラ酒や赤ワインなどを加えて調味したものになります。
しかし日本では茶色いソースであればデミグラスソースとして扱われる傾向が強いのは間違いありません。
日本独自の進化としてはトマトケチャップやウスターソース、インパクトのある味を持たせるためにお好み焼きや焼きそばソースを用いる事も普遍的だと言えるでしょう。
より白米に合う茶色い洋食ソースの総称が日本におけるデミグラスソースとも言えます。
「ハッシュドビーフ」と「デミグラスソース」の違い
「ハッシュドビーフ」と「デミグラスソース」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は本来はイギリス発祥の牛肉の煮込み料理ハッシュ“ト”ビーフを指します。
日本では1989年に『ハウス食品』が「ハッシュドビーフ」の名前でハヤシライスのルーを商品化。
『SB食品』や『グリコ』も追随した事で完全にハヤシライスを指す言葉として認知されています。
いずれにせよ両者ともに料理名なのは共通だと言えるでしょう。
後者は調味ソースを指します。
こちらも日本では独自の解釈がされており、ブラウンソース、グレービーソースも含めて茶色のソースの総称だと言っていいでしょう。
本来の「ドミグラスソース」はブラウンソースを煮詰めて作ったソースです。
まとめ
「ハッシュドビーフ」は基本的に牛肉の煮込み料理、いわば料理名を指します。
「ドミグラスソース」は調味ソースを指すのが大きな違いだと言えるでしょう。