「ご気軽」と「お気軽」の違いとは?分かりやすく解釈

「ご気軽」と「お気軽」の違いとは?分かりやすく解釈言葉の違い【2語】

「気軽」の敬語表現として「ご気軽」「お気軽」があります。

この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「ご気軽」「お気軽」の違いを解説します。

「ご気軽」とは?

「ご気軽」とは、「難しく考えすぎず簡単に行動することの敬語表現」です。


「ご気軽」の使い方

ある物事について思い悩んだり難しく考えたりせず心を楽にして簡単に行動することを「気軽」といいます。

特に買いたいものがなくても暇つぶしに店に来店するような行動に対するハードルの低さを表すほか堅苦しくない気安さの意味でも使われる「気軽」に敬意を含ませた表現です。


「お気軽」とは?

「お気軽」とは、「難しく考えすぎず簡単に行動することの敬語表現」です。

「お気軽」の使い方

「気軽」の敬語表現として広く一般的に使われている言い方です。

あまり堅苦しくないニュアンスなので「気軽」という言葉が持つ気安い意味合いにふさわしい表現になっています。

「ご気軽」と「お気軽」の違い

「ご気軽」「お気軽」に意味の違いはなくどちらも「気軽」の敬語表現として用いられています。

単語に「御」をつけて敬語にする場合は「ご」「お」の2つの読みがありますが敬語のルールとして中国から日本に伝わった漢語は「ご」、日本で生まれた大和言葉は「お」と読みます。

このルールに従うと日本で作られた言葉である「気軽」の場合は「お気軽」が正しい表現です。

このルールは絶対的なものではなく両方の読み方が使われる単語もあり「気軽」もその1つです。

どちらの読みも当てはまる言葉については「ご」は堅苦しく格式張った言い方で使うことが多く、「お」は日常的で親しみのある言い方に対して使います。

企業からの公式発表のような堅苦しく改まった場面では「ご気軽」が使われ店員が客に対して直接口話しかけるような親しみを込めて言う場面では「お気軽」を使う、といったようにニュアンスによって使い分けられています。

まとめ

「ご気軽」「お気軽」はどちらも間違いではありませんが言葉のニュアンスによって使い分けられている表現です。

使う場面に合わせてふさわしい表現を選んでください。