この記事では、「キャラメル」と「キャラメリゼ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「キャラメル」とは?
「キャラメル」とは砂糖を他の材料と混ぜて加熱して作るお菓子です。
糖分を加熱すると酸化現象が起こり、融解し焦げとは関係なく茶色く変色していきます。
こうすることで甘さだけでなく香ばしい風味やほろ苦さが生まれるのを活かし、牛乳などを加えてソフトキャンディにしたお菓子がキャラメルです。
また水に砂糖を溶かして加熱して茶色く煮詰めた液体はカラメルと言いますが、これもキャラメルと本来同じ言葉であるものの、日本語では別の言葉として使い分けされています。
「キャラメリゼ」とは?
「キャラメリゼ」とは糖分を加熱することで起きる酸化現象です。
砂糖のような糖分は元が真っ白な上白糖であっても、加熱すると酸化現象が起きて融解し、色も茶色く変わっていきます。
この砂糖が加熱されることが元の色に関係なく茶色い液体に変わっていくことがキャラメル化であり、そのフランス語での呼び方がキャラメリゼです。
砂糖が入っている料理は焦げやすいというのは、混ぜ込まれた糖分にこのキャラメリゼが起きるのが原因になります。
「キャラメル」と「キャラメリゼ」の違い
「キャラメル」と「キャラメリゼ」の違いを、分かりやすく解説します。
糖分は加熱することで茶色く変色し香ばしい風味などを出す性質を持つことを活かしたお菓子が「キャラメル」です。
「キャラメリゼ」はお菓子の分類や名前ではなく、糖分を加熱するとキャラメルのように茶色く変色し香ばしい風味などを生む現象を指します。
まとめ
砂糖のような糖分を加熱すると溶けて茶色く色が変わり独特の風味とほろ苦さを生む反応をカラメル化やキャラメル化「キャラメリゼ」と呼び、そうして変質した糖分を活かしたお菓子やお菓子の材料が「キャラメル」です。
名前としてはキャラメルが先にあり、キャラメルのように変化するからキャラメリゼという名前が付きましたが、化学反応的に考えれば糖分が変質するキャラメリゼという現象ありきのお菓子がキャラメルという関係になります。
