水の種類を表す言葉として「生活用水」と「飲料水」があります。
この2つはそれぞれどんな水を指すのでしょうか。
今回は、「生活用水」と「飲料水」の違いを解説します。
「生活用水」とは?
「生活用水」とは、「生活で使用する水の総称」を指す言葉です。
「生活用水」の使い方
我々の日常に水は欠かせない存在です。
直接飲んだり料理に使用したりなど体に摂取する水はもちろん洗濯や掃除に使う水、風呂やトイレに使う水など日本人が1日に家庭で使用する道は約200Lにもなります。
家庭で使用する水と飲食店や病院など都市活動において使用する水を合わせた生活で使われる水を総称して「生活用水」といいます。
「飲料水」とは?
「飲料水」とは、「飲むために用意される安全な水」を指す言葉です。
「飲料水」の使い方
人間が生きていくには1日あたり約2Lの水分が必要です。
必要な水分を補給するため摂取しても問題がないよう殺菌などの処理を施し安全な状態にした飲んでも問題ない水を「飲料水」といいます。
口にすることを想定して安全基準を設け水質検査した上で供給される水なので安心して飲めます。
「生活用水」と「飲料水」の違い
「生活用水」と「飲料水」の違いは「用途」です。
「生活用水」が生活で消費される水全般を指す言葉なのに対し「飲料水」は口に入れても問題ない安全な飲み水を指します。
「飲料水」は生きていくために欠かせない水であり当然生活に必要な「生活用水」にも含まれています。
飲食に使用する「飲料水」に家庭生活や都市活動で使われるさまざまな水を合わせたものが「生活用水」です。
水道局から供給される水は全て安全基準をクリアしているので「飲料水」ですが、都市活動では独自にためた雨水を掃除やトイレに使用したり排水を装置でろ過して再利用したりなど飲用に適さない水も使用されています。
「生活用水」の例文
・『生活用水を減らすよう努力する』
・『日本は生活用水の使用量が多い国だ』
「飲料水」の例文
・『飲料水を提供する』
・『飲料水がないと生きていけない』
まとめ
「生活用水」と「飲料水」は水の使い方で区別されます。
安全と健康に関わる違いなので正しく理解しておきましょう。