この記事では、「生ちくわ」と「焼きちくわ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「生ちくわ」とは?
家で加熱せず、切るだけで食べられるのが「生ちくわ」【なまちくわ】の良さです。
棒に魚のすり身を塗るように付けていくため、長い筒状のような形状に仕上がります。
筒状に仕上げた後は、200℃で表面の中心に茶色くなるまで焼き色をつけていき、両端は白い状態にします。
この焼きをつけるときは、時間をかけて360度表面に焦げ目をつけながら焼けば素材の旨味を引き出せて、噛むほど弾力が感じるちくわになるわけです。
そのまま食べれば魚の旨味を感じられますし、輪切りにして若布と酢の物にしたり、チーズを挟む、油で揚げる調理法とも相性が良い食材になります。
「焼きちくわ」とは?
油を所々につけて焼けば、斑点状に焼き色が付くのが「焼きちくわ」【やきちくわ】です。
太めの棒に魚のすり身をしっかり巻きつけていき、加熱するときは一気に仕上げるのがきれいに斑点が出るコツになります。
焼く、蒸して加熱していくと弾力が伝わる歯応えに仕上がるわけです。
醤油と砂糖を混ぜて煮たり、おでんに入れて味を染み込ませる調理方法にも適しています。
他にも肉じゃがやうどんに入れても相性が良い食材です。
関東では小麦が入っているため長時間汁の中に入れておけますし、腹持ちが良くなります。
「生ちくわ」と「焼きちくわ」の違い
「生ちくわ」と「焼きちくわ」の違いを、分かりやすく解説します。
すり身を棒に塗り、中心だけに焦げ目つけた魚介の練り物を「生ちくわ」と呼びます。
弾力と焼いた香ばしい味を楽しめて、生でも食べられるように加熱してある食材です。
茹でたり、煮るといった手間をかけず、胡麻和えや酢の物にして食べられます。
「焼きちくわ」よりも細身でありながら食感が滑らかで噛みやすく、素材の旨味が感じられるのも魅力です。
もう一方の「焼きちくわ」は太さがあるため、煮ても型崩れしにくい食材になります。
鍋やおでん、煮物といった料理に適した「焼きちくわ」の表面には斑点状の焼き模様がついているところが料理の彩りに使える部分です。
まとめ
同じ食材にも焼き色や太さ、適した料理の仕方などに違いがあります。
実際に調理して、食べ比べてみる方法が異なる点を実感できるでしょう。