「からくりサーカス」と共にパチンコ・パチスロ化で再注目の「うしおととら」読むならどっち?
この記事では、うしおととら「単行本」と「完全版」の違いを分かりやすく説明していきます。
うしおととら「単行本」とは?
鬼才「藤田和日郎」氏が『週刊少年サンデー』にて1990年6号から1996年45号まで連載した『うしおととら』の文字通りの単行本になります。
主人公の少年「蒼月潮」ともう一人の主人公である妖怪「とら」の物語は全33巻で完結し大団円を迎えましたが34巻は外伝として存在。
週刊少年サンデーコミックスとして現在発売中です。
電子書籍版も週刊少年サンデーコミックス版をデジタル化したもの。
電子書籍版の定価は528円になります。
うしおととら「完全版」とは?
『うしおととら』が完結から約20年の時を超えてアニメ化されたのが2015年7月の事でした。
それにあわせる形で2015年5月18日よりリリースを開始したのが『うしおととら「完全版」』になります。
2016年12月16日発売の20巻で完結しています。
「単行本」と「完全版」の違い
「単行本」と「完全版」の違いを、分かりやすく解説します。
「単行本」当然ながら当時連載されながら出版されており、特別スペシャルな要素がないのが特徴だと言っていいでしょう。
新書版いわゆるコミックスサイズでコンパクトなのが特徴。
「完全版」はアニメが放送終了から半年後、そして連載開始から20年後に出版された商品である特性上ある程度のファン層に向けて出された商品であるのは間違いありません。
A5版サイズで連載当時のカラーページはそのままに復刻されています。
また巻末には「うしおととら風雲録」が週刊少年サンデー誌上から復刻掲載されました。
各巻に特典要素が盛り込まれており、ファンムックの要素も兼ねていると言えるでしょう。
「完全版」は19巻で本編が完結。
20巻は単行本34巻にあたる外伝と『うしおととら原画集・月と太陽』に掲載されたECLIPSEも収録されました。
その一方で東日本大震災の復興支援プロジェクト「ヒーローズ・カムバック」で週刊少年サンデー2週読み切りとなった火炎特急 不知火は未掲載です。
まとめ
「単行本」は週刊少年サンデーコミックスとして発売された新書版サイズで本編は全33巻で完結。
外伝1巻による34巻の構成です。
「完全版」はアニメ化に歩調を合わせてリリース開始。
A5版サイズで当時の巻頭カラーページはもとより2色カラーも再現したものです。
ファンムックの要素も強く当時の情報ページの復刻掲載や連載開始前の読み切り作品など各巻に特典が詰め込まれたものになりました。
本編は19巻完結。
20巻は外伝と単行本未収録話が収録されていますが、2013年の特別読み切りは未収録です。
