この記事では、「単細胞生物」と「多細胞生物」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「単細胞生物」とは?
細胞が一つだけで構成されている生き物を「単細胞生物」【たんさいぼうせいぶつ】といいます。
アメーバの種類であるゾウリムシやラッパムシという緑色ではない動きがあるものや、緑色で動かないミカヅキモ、ケイソウに分かれている生物です。
動かない種類は植物であり、動物と呼ぶ動くものに分けられていきます。
アメーバーはくねるように動きを見せる透き通った動物で、ケイソウは葉緑体の植物です。
また、ボルボックスとイカダモは細胞群体という単細胞生物が同じ場所に集まり、生きる動きを見せるなど様々な生き物がいます。
「多細胞生物」とは?
いくつかの細胞で構成する生き物を「多細胞生物」【たさいぼうせいぶつ】といいます。
複数の細胞からできている猫や人間といった生き物から向日葵という花をはじめ、形が複雑な緑色のミジンコは行動して餌を取りに行き、動かない緑色のアオミドロは近くに来たものを口にする生物です。
アオミドロにいたっては人間のように長さが2mにも成長する個体がいるほど大きく成長するものが存在します。
しかし、細胞が少ないため複雑な動きができる能力はなく、単調な動きを見せるのです。
「単細胞生物」と「多細胞生物」の違い
「単細胞生物」と「多細胞生物」の違いを、分かりやすく解説します。
細胞が一つのアメーバなどの生き物が「単細胞生物」といい、多くの細胞により形づくっているのが「多細胞生物」です。
「単細胞生物」は個々に役目を担う細胞は一つだけで、単調な移動する動きを見せる動物と、動かずに言葉を発しない植物に分かれています。
もう一方の「多細胞生物」はいくつもの細胞が集まり1つの形に作られた生き物で、地面を走る、物を投げて掴む、声を発するといった動きができる高等動物が多いのです。
人間にいたっては60兆もの細胞で構成されているため様々な動きができるようになります。
まとめ
同じ生物でも一つか複数の細胞からできている違いがあります。
どのような生物を指すか画像や動画を見て比較し、形や動き、生態について調べてみるといいでしょう。