「ベーグル」と「プレッツェル」はそれぞれどのような食べ物で何を基準に区別されているのでしょうか。
今回は、「ベーグル」と「プレッツェル」の違いを解説します。
「ベーグル」とは?
「ベーグル」とは、「もちもちとした食感が特徴の輪っかの形をしたパン」です。
「ベーグル」の使い方
一般的なパンはふっくらと柔らかい口あたりやガリガリとしたハードな食感ですが「ベーグル」はもちもちした食感が特徴です。
食感の違いは材料と製法の違いによるものです。
材料にバターやミルクなどを使わないこと、一次発酵のみで2次発酵せず茹でてでんぷんの膜を作ってからオーブンで焼き上げることの2つの特徴により独特のもちもち食感を生み出しています。
元はポーランドで生まれた伝統的なパンですが現在日本で流行しているものはアメリカで改良されたタイプです。
「プレッツェル」とは?
「プレッツェル」とは、「リボンのような形をしたドイツ生まれのパン」です。
「プレッツェル」の使い方
細長く整形したパン生地をリング状に編み込み茹でてからオーブンで焼いて作ります。
細長い生地を編み込んだ姿が腕組みしている様子に似ていることからラテン語で腕組みを意味する単語に由来する「プレッツェル」と名付けられたという説が有力です。
「ベーグル」と「プレッツェル」の違い
「ベーグル」と「プレッツェル」の違いは「形」と「製法」です。
ベーグルは生地を一次発酵させた後にはちみつ入りのお湯で茹でてからオーブンで焼いて作るリングの形をしたパンなのに対し「プレッツェル」は重曹入りのお湯で茹でてからオーブンで焼いて作る細長い生地を編み込んだリボンの形のパン、という違いがあります。
「ベーグル」はもっちりとした食感ですが「プレッツェル」はアメリカではかため、ヨーロッパではやわらかめと違いはあるものの通常のパンに近い食感です。
「ベーグル」はポーランド生まれ「プレッツェル」はドイツ生まれという誕生した国も違います。
まとめ
「ベーグル」と「プレッツェル」は全く別物のパンです。
どちらも美味しいパンなのでそれぞれの違いと特徴を知っておきましょう。
