この記事では、「パラリンピック」と「デフリンピック」の違いを分かりやすく説明していきます。
「パラリンピック」とは?
4年に一度開催される障害者のスポーツ大会「パラリンピック」。
夏季と冬季に開催されています。
主催は、IPC(国際パラリンピック委員会)です。
第1回は夏季大会が1960年。
冬季大会が1976年です。
「パラリンピック」の名前の由来は、パラプレジア“Paraplegia”脊髄損傷(せきついそんしょう)等による下半身麻痺者とオリンピック“Olympic”の造語になります。
選手の対象者は身体障害者になります。
手足の欠損や麻痺による身体不自由の選手や脳性麻痺の選手、視覚障害や知的障害を持つ選手も選ばれています。
大会理念として、「パラリンピック」には、戦争で負傷した兵士たちのリハビリテーションがあります。
「デフリンピック」とは?
4年に一度開催される障害者のスポーツ大会「デフリンピック」。
夏季と冬季に開催されています。
主催は、ICSD、CISS(国際ろう者スポーツ委員会)です。
第1回は夏季大会が1924年。
冬季大会が1949年です。
「デフリンピック」の名前の由来は、ろう者を意味する“Deaf”とオリンピックの“Olympics”の造語になります。
選手の対象者は聴覚障害者になります。
耳が不自由な選手が選ばれています。
大会理念として、「デフリンピック」には、ろう者仲間での記録重視が掲げられています。
「パラリンピック」と「デフリンピック」の違い
「パラリンピック」は、手足が不自由といった身体障害者を対象にしたスポーツ大会。
そして、「デフリンピック」は、耳が不自由な聴覚障害者を対象にしたスポーツ大会といった違いがあります。
歴史は、「パラリンピック」に比べ「デフリンピック」の方が古いものの、認知度としては、圧倒的に「パラリンピック」の方が認知度は高いといった違いもあります。
まとめ
以上のように対象とする選手に違いのある「パラリンピック」と「デフリンピック」になります。