「辛抱強い」と「我慢強い」の違いとは?分かりやすく解釈

「辛抱強い」と「我慢強い」の違いとは?違い

この記事では、「辛抱強い」【しんぼうづよい】と「我慢強い」【がまんづよい】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「辛抱強い」とは?意味

いくらつらい状態であっても取り乱さず、平常心を保ったまま向かってくる苦難を耐え抜くことを「辛抱強い」【しんぼうづよい】といいます。

性格が合わない人と一緒に暮らすとき、どうにか相手に合わせて生きるため、さまざまな困難に出くわしても耐え抜く精神力が強い人のさまを表すわけです。

向かってくる苦難であっても根を上げず、しっかりした気持ちで取り乱すことなく生きる人は実に「辛抱強い」と感心されるでしょう。


「我慢強い」とは?意味

苦難を耐えられない人は、つらくても感情を表に出すことなく、自分の中にしまったまま生きることを「我慢強い」【がまんづよい】といいます。

人が楽しくしているので、自分もそのような行動して見せたいと思いますが、親から「行っては駄目」と言われれば我慢するわけです。

耐え忍ぶ気持ちを強く持って何事も我慢する人や、我を張る気持ちを持って生きるという意味合いで使われています。


「辛抱強い」と「我慢強い」の違い

「辛抱強い」「我慢強い」の違いを、分かりやすく解説します。

自分にチャンスが訪れるまで忍耐強く待てる人を「辛抱強い」といい、ずっと静かに待っていられるところを尊敬する意味を込めて使う言葉です。

もう一方の「我慢強い」は、誰よりも忍耐力が強く、自分の欲望を抑えられる人のことを指します。

重いものを持っていて疲れても根をあげず、人から罵られてもじっと耐えられるさまは、まさに我慢強さを感じさせるでしょう。

「辛抱強い」の例文

・『辛抱強い子供は、チャンスがくるのを待てる大人に成長する』
・『浮気する彼氏でも、彼女は結婚できる日を辛抱強く待った』

「我慢強い」の例文

・『我慢強い子供は、痛くても泣かずに治療が受けられる』
・『我慢強い人は、たとえお腹が空いたときでも空腹に耐える』

まとめ

どちらも忍耐力を持って耐え忍ぶ行為を指しますが、辛抱はいつまでも待つという意味が強く、我慢は痛いとか、つらくても忍耐力を持って耐えるという意味合いが強いと覚えておくといいでしょう。

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