軽くて暖かいアウタージャケットの違いを解説!
この記事では、「パファージャケット」と「ダウンジャケット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「パファージャケット」とは?
いわゆる日本では「キルティングジャケット」と呼ばれていたものが現在では「パファージャケット」と呼ばれていると言っていいでしょう。
パファーとは魚のフグを指す英単語になります。
そのフォルムから名付けられました。
兎角「ダウンジャケット」と比較すると値段が手頃なのが特徴。
安価な分、デザイン性は簡略化。
暖かさに特化したタイプのものがカジュアルファッション専門店では一般的だったもの、近年はパファーなフォルム一辺倒からスマートかつスタイリッシュな物も多く見られる様になりました。
またジャケットの詰め物としては中綿が一般的です。
「ダウンジャケット」とは?
普段の街着から冬山登山や越冬隊の着用服として今でも多種多様な使い方がされているのが「ダウンジャケット」だと言っていいでしょう。
水鳥の羽毛と羽根であるダウンとフェザーを一定の割合で詰め込んだものです。
100%の割合でダウンを使う事は着用感や見た目はもとより機能的にもありえません。
一般的な街着の「ダウンジャケット」は8:2もしくは7:3が多く、3wayジャケットに使われるインナーダウンジャケットは6:4の物も存在します。
当然長い歴史の中で変化は見られ、近年では中身にリサイクルダウンを使用したものも多く見られます。
また当然ながらジャケットの生地については年々進化を遂げていると言っていいでしょう。
「パファージャケット」と「ダウンジャケット」の違い
「パファージャケット」と「ダウンジャケット」の違いを、分かりやすく解説します。
基本的に前者は「キルティングジャケット」の別称であり、いわゆる中綿ジャケットの1種だと言っていいでしょう。
当然ながら「ダウンジャケット」より値段は抑えられたものが多く、機能性やファッション性が抑えられたものもの多く販売されています。
パファー・ふぐの語源が示す通りで、ある意味仕方ないのかもしれません。
後者は大手カジュアル量販店がプライベートブランドで発売開始した2000年代以降は価格はだいぶこなれた傾向があります。
しかしアウトドアブランドから発売されているものは10万以上するものも珍しくありません。
安価なタイプは軽く薄く暖かくスタイリッシュな街着、アウトドアブランドのものはオーセンティックなデザインで機能性生地が使われたものがほとんどです。
まとめ
「パファージャケット」は基本的には30年以上前から売られていた「キルティングジャケット」の別称。
中身は中綿であり、表面生地はナイロンがほとんどだと言っていいでしょう。
「ダウンジャケット」は水鳥の羽毛と羽根、ダウンとフェザーを詰めたものです。
その種類は多く、特にアウトドアブランドが発売している物は体温の保温能力が高く透湿性を高めた機能性生地や撥水加工をしたものも多くみられます。