言葉遊びから名付けられた二種類のカツオとは?
この記事では、「ソウダガツオ」と「スマガツオ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ソウダガツオ」とは?
その語源の一説が鰹に似た魚である事から“カツオダソウダ”が変化して「ソウダガツオ」になったとも言われます。
「カツオ」との違いはやはり腹部の流線型の縞模様がない事だと言っていいでしょう。
また最大の違いは「カツオ」と比較すると食味に優れない、つまり食用としては美味しくない事でしょう。
ただし宗田節として知られる様に優秀な出汁として使われています。
「マルソウダ」と「ヒラソウダ」の二種類で「ソウダガツオ」属を形成しています。
「スマガツオ」とは?
「本カツオ」の縦縞に対して外見の横縞から横縞鰹とよばれていたのがいつしかなまり、「シマガツオ」そして「スマガツオ」になったとされます。
特徴的なのは胸に500円玉を思わせる黒斑がある事でしょう。
ブランド魚になっているほど食味が良いので特徴。
愛媛県の「伊予の媛貴海」やマグロの水揚げ量の多い和歌山県でも「海の三ツ星」と呼ばれるほどです。
カツオよりもマグロに食味が近いのも特徴であり、前述した通りマグロの水揚げ量の多い和歌山でもブランド化されている事からも明らかです。
「ソウダガツオ」と「スマガツオ」の違い
「ソウダガツオ」と「スマガツオ」の違いを、分かりやすく解説します。
近縁種であるもの見た目の違いは歴然としており、後者は胸に黒斑が数個見る事ができます。
また背中に名前の由来となった斜め気味の横縞が走っている事が特徴です。
「ソウダガツオ」属の二種はともにサバに近い背中がマダラ柄であるため一目瞭然でしょう。
また体高もよりマグロやカツオを思わせるのが「スマガツオ」であり、「ソウダガツオ」二種はより流線型な特徴があります。
外見以外の食味としては「スマガツオ」はカツオよりもマグロに似た食味で美味。
「ソウダガツオ」は二種とも身は食べれない事はないもの美味しくなく「マルソウダ」が宗田節として利用されます。
まとめ
「ソウダガツオ」二種は形が流線型で背中がマダラ柄なのが特徴。
「スマガツオ」は名前の由来ともなった横縞が斜めに入っているのが特徴です。
また黒斑が複数あり、よりマグロやカツオのイメージらしい体高があると言っていいでしょう。
外見以外では「スマガツオ」はカツオの名前がついているものマグロに味が近く美味。
「ソウダガツオ」は食べれなくはないもの主に「マルソウダ」が宗田節の原料になる程度です。