ボタン電池のよく解らない記号と番号の組み合わせの持つ意味とは?
この記事では、ボタン電池「LR41」と「LR44」の違いを分かりやすく説明していきます。
「LR41」とは?
ボタン電池は古くは各種ゲームウォッチやデジタルウオッチや計算機などに半世紀ほど前から使われてきました。
しかしその違いについてきちんと解説できる方は多くありません。
ボタン電池のLRのうちRは円筒型を示すものであり、ほぼどれも共通です。
1番最初の頭文字は電池の種類を示すものであり、“L”はアルカリ電池を意味します。
公称の電圧は1. 5Vですが、近年は海外メーカーの商品の安価な商品もあるため、必ずしもこの数値が得られるとは限りません。
後ろの数値に関しては各電池の系統によって違いがあります。
しかしLR表記のものに関しては規格が定められており、電池のサイズを表すものです。
「LR44」とは?
“LR”は円筒型のアルカリ電池を示すのは前述したとおりです。
後方の番号44はそのサイズを定めた規格となります。
具体的に規格44は直径11. 6mm厚さ5. 4mmを表しており、当然世界基準のため差異は発生しません。
ボタン電池「LR41」と「LR44」の違い
「LR41」と「LR44」の違いを、分かりやすく解説します。
前述した通りLRは電池の種類と形を示したものですから、残りの番号はサイズの違いを表す“規格番号”だと言っていいでしょう。
定められた規格であるため、数値が大きくなる訳ではありません。
この部分が混同しやすいところで実際44の次の規格48はサイズ的に小さくなりますが、その厚みは変わりません。
「LR41」は直径7. 9mm厚さ3. 6mmと小型なのが特徴。
「LR44」は直径11. 6mm厚さ5. 4mmのため見た目と掌に乗せた時の重みはかなり印象が変わってくるはずです。
まとめ
「LR41」も「LR44」も円筒型アルカリ電池なのは共通。
違うのはその直径と厚みであると言えるでしょう。
間違えやすいのは41も44も規格番号です。
数字が大きくなれば直径、厚みが大きくなっていくものではありません。