スウェーデンと日本で生まれた挽き肉料理の違いを解説!
この記事では、「ミートボール」と「つくね」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミートボール」とは?
アメリカの国民食でもある「スパゲッティ・ウィズ・ミートボール」はミートボールを使った料理として有名。
しかしその実はトルコ料理をスウェーデンがアレンジして生まれた料理とするのが定説です。
日本では千葉県船橋市に本社を置く『石井食品』が1974年に発売した調理済み食品「イシイのおべんとクン ミートボール」があまりに有名だと言えるでしょう。
同商品のヒットが契機に一気に家庭に「ミートボール」が浸透していったと言えます。
作り方は至ってシンプル。
挽き肉につなぎを混ぜて焼くだけであり、各国の嗜好に合わせてソースが変化するのが特徴と言えるでしょう。
「つくね」とは?
日本語の“捏ねる”から派生した言葉かつ料理になります。
焼き鳥屋のメニューとして一般的なため、鶏肉を使ったものを指す印象ですが、実のところ鶏肉限定ではありません。
“捏ねる”は手で捏ねて丸める、成形する等を意味する言葉であるため“捏ねる”行為を経てできた物は全て「つくね」であると言えるでしょう。
近年では鶏肉に軟骨を混ぜたものや海老やイカなどの海鮮「つくね」も良く見掛ける事ができます。
また捏ねられた物であれば串に刺さっていようとなかろうと「つくね」になるため形態は千差万別と言えるでしょう。
「ミートボール」と「つくね」の違い
「ミートボール」と「つくね」の違いを、分かりやすく解説します。
「ミートボール」はトルコ発祥のスウェーデン料理であり、世界に広まりアメリカでは国民食になっています。
基本的には豚・牛・羊・鶏など肉を使用するのが大前提の料理だと言っていいでしょう。
それに対して「つくね」は“捏ねる”行為を経れば素材は鶏肉に限らず、海鮮や穀物、野菜をメインにしたものも存在するのが大きな違いでしょう。
また前者は球状に成形するのが一般的ですが、後者は形を問わないのも特徴だと言えます。
まとめ
「ミートボール」はその名前通りに挽き肉を球状に成形した物を調理した料理だと言えます。
一方の「つくね」は“捏ねる”調理工程を経たものであれば、素材はもとより形も定型はありません。