「芍薬」と「石楠花」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「芍薬」と「石楠花」の違いを分かりやすく説明していきます。
「芍薬」とは?
「芍薬」は、「シャクヤク」と読みます。
「芍薬」は草の仲間でボタン科の宿根草です。
宿根草のうえ、多年草となる「芍薬」。
そのため、冬の寒い時期は茎や葉は枯れてなくなるものの土の中では根はしっかりと残し、そして、翌年の春には新たに新芽を出します。
「芍薬」の茎は緑色で真っ直ぐと伸びている点が特徴的です。
また、葉には艶があり、茎の高さは60センチから120センチに伸びます。
花の開花時期は5月から6月。
花の色はピンクをはじめ、赤や白、黄色など様々で、花は大きく一輪咲きの立派な大輪を咲かせます。
「石楠花」とは?
「石楠花」は、「シャクナゲ」と読みます。
「石楠花」は木の仲間で常緑の広葉樹です。
ツツジ科になります。
常緑となるため、寒い冬でも枯れることはありません。
緑色の葉を残して冬を越します。
「石楠花」は木になるため幹は茶色く太い点が特徴です。
新しい枝は緑色をしているものの、時間が経つにつて茶色へと変化します。
高さは50センチから5メートルほどとなり、低木から高木まで楽しむことができます。
花の開花時期は4月から6月で、花の色は赤をはじめ、白やピンク、オレンジ、黄色、紫色、茶色など様々な色の花を楽しむことが可能です。
また、「石楠花」の花は、別々の花が集まり咲いています。
「芍薬」と「石楠花」の違い
「芍薬」と「石楠花」の大きな違いは、「芍薬」が草に分類されるのに対し「石楠花」は木に分類される点にあります。
その結果、様々な点で違いが発生します。
「芍薬」は多年草となりため、冬場は茎や葉は枯れてしまい、翌年、新たに新しい茎や葉が顔を出します。
一方、「石楠花」の場合は、常緑となるため、冬場でも緑の葉を残します。
そのほか、「芍薬」は1輪の大輪の花を咲かせるのに対し「石楠花」は別々の花が集まり花を咲かせています。
まとめ
「芍薬」と「石楠花」には、以上のような明確な違いがあります。