この記事では、「臨床教授」と「客員教授」の違いを分かりやすく説明していきます。
「臨床教授」とは?
臨床教授は、りんしょうきょうじゅと読むべき言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、患者に接して診察や治療を行う事といった意味の臨床の漢字に、主に大学での研究や教育職階での最高位といった意味を有する教授の漢字を組み合わせる事で誕生した言葉となっています。
以上の事から臨床教授は、豊富な経験や実績を持つ外部医師に、学生に講義を行って貰う目的で付与する称号を示すのです。
「客員教授」とは?
客員教授は、きゃくいんきょうじゅと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、正規の構成員ではなく、客分として遇されている人物といった意味を持つ客員の漢字に、大学や高等専門学校で講義をしたり研究を行う職といった意味がある教授の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
故に客員教授は、大学や高等専門学校等で教授と同じ待遇で外部から招かれ、講義等を行う教育者を表します。
「臨床教授」と「客員教授」の違い
臨床教授と客員教授の漢字表記を見比べると、直ぐに臨床と客員という漢字の違いが存在する事に気付けるものです。
所が後に続く教授の漢字は同じであり、どちらも外部から教授と同じ待遇で招かれる人物を表現する言葉となっています。
とはいえ2つの言葉には違いがあり、臨床教授は、実績がある医師を外部から招き、医学生達に講義を行って貰う人や称号を示すのです。
もう一方の客員教授は、主に大学で教授と同じ待遇で外部から招いて、講義等を行って貰う人を表します。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、どちらも大学等で外部から招いて講義を行って貰う人やその様な称号を指し示す言葉です。
ただし臨床教授は、経験や実績が豊富な医師を医学部に招いて、医学生に講義を行って貰う人という意味で用いられる言葉となっています。
対する客員教授は、大学や高等専門学校で、教授と同じ待遇で外部から招いて講義を行う教育者に対して駆使される言葉です。