この記事では、「フレキシブルダクト」と「スパイラルダクト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「フレキシブルダクト」とは?
「フレキシブルダクト」とは蛇腹状になっているダクトです。
柔軟や融通が利くという意味の英語であるフレキシブルと名前に付いている通り、自由に曲げて形を変えつつ設置できます。
そのためすでに他のダクトが設置してあって複雑な場所であっても新しくダクトを通せる可能性も高く、フレキシブルの名に恥じず臨機応変に使えるダクトです。
また蛇腹状にしたことで生まれる柔軟性は形の自由だけでなく、振動や騒音を抑える効果なども発揮します。
「スパイラルダクト」とは?
「スパイラルダクト」とは金属板を螺旋状に巻いて作られるダクトです。
ダクトを作る金属板の縁部分が螺旋状に盛り上がっています。
一見すると蛇腹状にも見えますが、金属板を螺旋状に巻いて隙間のない筒にしてあるだけなので曲げることはできません。
シンプルな構造だけに耐久性は悪くありませんが、曲げたい場合はエルボという関節にあたるパーツを間に取り付けて複数のスパイラルダクトを繋げる必要があります。
「フレキシブルダクト」と「スパイラルダクト」の違い
「フレキシブルダクト」と「スパイラルダクト」の違いを、分かりやすく解説します。
蛇腹状に作られているダクトが「フレキシブルダクト」で、金属板を螺旋状に巻いて円筒にしたダクトが「スパイラルダクト」です。
「フレキシブルダクト」は単体である程度自由に曲げられますが、「スパイラルダクト」は曲げられるように作られてはおらずダクトを曲げたい場合関節になるパーツが必要になります。
まとめ
「フレキシブルダクト」は蛇腹状の構造で自由に曲げられるダクトですが、「スパイラルダクト」は金属板を螺旋状巻くことで筒状のダクトにしたものなので曲げられないというのが大きな違いです。
スパイラルダクトには螺旋状に盛り上がった部分があるので勘違いされがちですが、フレキシブルダクトのような柔軟性はありません。