ぽちっとな!ボヤッキーが押すのはどっち?
この記事では、「モーメンタリ」と「オルタネイト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「モーメンタリ」とは?
ボタン操作におけるスイッチ形式を指します。
ボタンを押している間だけスイッチがオンになる方式です。
アミューズメントゲームのクレーンゲームで押している間だけクレーンが動く仕組みは「モーメンタリ」だと言っていいでしょう。
他にはインターフォンなどの使用で私達の生活に身近だと言えます。
「オルタネイト」とは?
国民的アニメ『ヤッターマン』で悪玉トリオのボヤッキーがボタンを「ポチッとな」と押すシーンを想像するとわかりやすいと思います。
ボタンを押すとスイッチが入り、ボタンは凹んだまま、そのまま手を離しても接続状態をキープすると言っていいでしょう。
もう1回押す事でボタンは元の位置に復元されます。
比較的家電のスイッチで普遍的に使われている方式です。
「モーメンタリ」と「オルタネイト」の違い
「モーメンタリ」と「オルタネイト」の違いを、分かりやすく解説します。
“momentary”は英語で時や瞬間を現す言葉、一方の“alternate”は英語で交互に行うと言う意味合いを持つためまさに語源通りだと言っていいでしょう。
実際は1つのスイッチを変換する事も可能で「モーメンタリ」を「オルタネート」変換は、所謂Tフリップフロップ回路を使えば問題なく可能です。
「オルタネート」を「モーメンタリ」に変換するのは厳しいと言えます。
当然ながら押したボタンの時間の長さについて判断しかねるからです。
まとめ
「モーメンタリ」は英訳で瞬間の言葉を持つ通り、押した“瞬間”にボタンのスイッチが入り、押している間は接続が有効な状態が続きます。
そして離した“瞬間”に接続が切断される仕組みです。
アミューズメントセンターのクレーンゲームやドアのインターフォンなどが代表的な使用例だと言えるでしょう。
一方の「オルタネイト」は英訳で交互の意味合いを持ちます。
ボタンを押す事でスイッチのオンオフが“交互”に行われると思って構いません。
一度スイッチが入ったら次にスイッチを切る動作をしない限り接続は継続。
一般的な家電製品で多く普遍的に使用されています。