この記事では、「ご活用ください」と「お役立てください」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ご活用ください」とは?
「ご活用ください」とは、「あるものの機能や価値を、十分に発揮させて使ってもらいたい」と伝える丁寧な表現です。
「ご活用ください」の言葉の使い方
「ご活用ください」は、「ご活用+ください」で成り立っています。
「ご」は尊敬語の接頭辞、「活用」は「物や人の機能・能力を十分に生かして用いること」という意味、「ください」は「くれ」の尊敬語です。
全体で「機能や能力を十分に生かして使ってくれ」になり、本来の目的以外にも、あらゆる用途に応じて、有効に使い回して欲しい時に使われます。
「お役立てください」とは?
「お役立てください」とは、「ある目的を達成する助けにしもらいたい」と伝える丁寧な表現です。
「お役立てください」の言葉の使い方
「お役立てください」は「お役立て+ください」で成り立っています。
「お」は尊敬語の接頭辞、「役立て」は動詞「役立てる」の連用形で「それがあると助かる」という意味、「ください」は「くれ」の尊敬語です。
全体で「あることの助けにしてくれ」になり、最初から幾つかの用途が決まっている時に使われます。
「ご活用ください」と「お役立てください」の違い
「ご活用ください」は「機能や能力を十分に生かして使ってくれ」という意味、あらゆる用途に使い回す時に使われます。
「お役立てください」は「あることの助けにしてくれ」という意味、用途が決まっている時に使われます。
「ご活用ください」の例文
「ご活用ください」の例文は以下の通りです。
・『取扱いマニュアルをご活用ください』
・『ガイドブックをご活用ください』
「お役立てください」の例文
「お役立てください」の例文は以下の通りです。
・『お送りした資料をお役立てください』
・『わずかな金額ですがお役立てください』
まとめ
今回は「ご活用ください」と「お役立てください」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
