街でのチョイ乗りならどっちがいい?
この記事では、オイルの「5w-40」と「10w-40」の違いを分かりやすく説明していきます。
「5w-40」とは?
近年では低粘度、いわゆるハイブリッド車ではサラサラのオイルの0wが増えています。
オイルの粘度「5W-40」はガソリン車やディーゼル車では半世紀以上に渡りスタンダードなオイルの1つであると言えるでしょう。
Wは「winter grade」を示し、端的にいえば低温時の粘度示しています。
日本ではまずありえませない外気温ですが、本グレードの化学合成油のエンジンオイルであれば、-30度でも運用可能な事を示しています。
後半の数値は高温時の粘度を示しており、粘度指数SAE40は上から2番目で柔らかいオイルの代表格と言っていいでしょう。
「10w-40」とは?
0wや5wほどの外気温に対応していませんが、-25度でも運用可能。
日本の史上最低気温は-41度ですが、100年前の北海道旭川での事でまず現実的には遭遇しないため、充分すぎる性能だと言っていいはずです。
粘度指数SAE40は前述の「5w-40」と変わりません。
「5w-40」と「10w-40」の違い
「5w-40」と「10w-40」の違いを、分かりやすく解説します。
この両者の場合高温時の粘度指数は共通ですから、違いは「winter grade」だけであると言っていいでしょう。
つまり耐寒性に前者の方が優れています。
とは言っても日本で使用 する際にはほとんど関係ないと言ってよく、意識する必要はないと言えるでしょう。
現実的な事を言えば、同メーカーの同一ブランドであれば燃費が良いのが一般的な違いです。
まとめ
「5w-40」と「10w-40」の違いは耐寒性だと言えます。
-5度の外気温対応能力の差がありますが、日本ではありえないシチュエーションのため気にかける必要はないと言えるでしょう。
それ以外での違いは前者の方が燃費が良くなる事が挙げられるでしょう。
ちょっとした買い物・街乗りで使用する頻度が高ければ高いほど、トータルでの燃費・ガソリン代金は前者が優位性を築くはずです。